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天使と悪魔

第3章 狭間の中で

・藤ヶ谷side

北山、なぜ俺を呼ぶ?

あいつと再会した次の日、頭の中のアンテナがそれを察知した。

俺達ダーク族は自分の印しを付けている天使の行動を把握することが出来る。

それも、能力の1つ。

ここへ来るってことはそういう意味なんだろ?

俺はすっかり成長した北山の白くて美しい羽根を見ながら心の中で呟く。

すると―



北「藤ヶ谷お前いるんじゃね?そこに」



こいつは後ろも見ずに言ったんだ、驚いたぜ。



藤「ふっ、どうして分かった?」

北「なんとなく」

藤「北山もう一度その顔を俺に見せてくれない?」

北「‥‥っ」



が、そう言い返したら一瞬身体を強ばらせ。



藤「心配するな俺達はただ眼を合わせただけじゃお前らを束縛する事はできない瞳に魔力を使ってやるんだそれに俺がお前に使う必要はないだろ」

北「ふっ、んだな」



が、その言葉を聞き安心したのかゆっくりと振り返り



藤「‥‥っ」



その姿は陽射しを受けキラキラと輝き。

思わず見とれてしまうほど綺麗で。



北「なっ、なんで?んなに見つめるな」



―と、北山は視線を反らし恥ずかしそうに俯いてさ。

ドキッ!

なっ、なんだ今の感情は?






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