天使と悪魔
第18章 新しき命
・北山side
で、役目ってのは?
「この世界を差別や争いのない平和な世にする事」
そんなこと俺に。
「もう少しずつだができているではないか」
えっ?
「お前は、宿敵とも言える悪魔を愛した」
それは―
「今までの誰もが出来なかったことをしたのだ」
別に特別のことをしたわけじゃない。
「だがそれがまず必要だったのだよ」
なっ!?
「ダーク族の長を愛する事により、天使と悪魔の間にある習性を変えていく」
ふっ、確かにそうかもしれないな。
「2つの部族が共存し合えるようになる事、その為にはどうしても」
が、それだけじゃないだろ
究極の愛とは、太輔と俺が愛し合う事だったってわけ
「その通り、でなければ力は覚醒しないし悪魔と天使の溝も埋まらなかったであろう」
全ては運命とでも言いたいわけ?
「しかし決めたのは己自身であったはず」
あぁ―
「もう1つ」
魔王のことか?
「あれを倒すのは至難の技いまのお前たちには酷でしかないであろう」
だがやらなければ平和な世はこない。
「封印するしか方法はないがやってみるか」
出来んの?
「お前のところにいる妖魔と天使のハーフの力を借りてなら可能かも知れん」
妖魔とのハーフ?
「戸塚祥太、ただ…」
なんで?
「その妖魔も、お前を欲しがるであろう。それを頭に入れ心してかかれ」
分かった、フッ!
「それから」
まだ、あんのか?
「全ての役目が終わった時お前は…」
…っ、それは強制?
「言ったであろ?おまえが本来いるべき場所と」
くっ―
「さぁ宏光、やるべき事をするのだ。あの者をその力で助け天使と悪魔の未来に希望を与える為に」
千賀の所に生まれて来る子のことだな。
「そして力を発揮した後はまた愛を注いで貰えばいい回数が多ければ多いほど、愛情による繋がりは深くなり力は大きくなる、そしてお前は神に近づく事が出来るのだ」
そんなの望んじゃいない。
「だが、それがお前の生まれて来た存在意義だ」
あり得ない。
けれど、それが紛れもない事実であるという事を俺は既に感じていた。
自分の身を通して―
・
で、役目ってのは?
「この世界を差別や争いのない平和な世にする事」
そんなこと俺に。
「もう少しずつだができているではないか」
えっ?
「お前は、宿敵とも言える悪魔を愛した」
それは―
「今までの誰もが出来なかったことをしたのだ」
別に特別のことをしたわけじゃない。
「だがそれがまず必要だったのだよ」
なっ!?
「ダーク族の長を愛する事により、天使と悪魔の間にある習性を変えていく」
ふっ、確かにそうかもしれないな。
「2つの部族が共存し合えるようになる事、その為にはどうしても」
が、それだけじゃないだろ
究極の愛とは、太輔と俺が愛し合う事だったってわけ
「その通り、でなければ力は覚醒しないし悪魔と天使の溝も埋まらなかったであろう」
全ては運命とでも言いたいわけ?
「しかし決めたのは己自身であったはず」
あぁ―
「もう1つ」
魔王のことか?
「あれを倒すのは至難の技いまのお前たちには酷でしかないであろう」
だがやらなければ平和な世はこない。
「封印するしか方法はないがやってみるか」
出来んの?
「お前のところにいる妖魔と天使のハーフの力を借りてなら可能かも知れん」
妖魔とのハーフ?
「戸塚祥太、ただ…」
なんで?
「その妖魔も、お前を欲しがるであろう。それを頭に入れ心してかかれ」
分かった、フッ!
「それから」
まだ、あんのか?
「全ての役目が終わった時お前は…」
…っ、それは強制?
「言ったであろ?おまえが本来いるべき場所と」
くっ―
「さぁ宏光、やるべき事をするのだ。あの者をその力で助け天使と悪魔の未来に希望を与える為に」
千賀の所に生まれて来る子のことだな。
「そして力を発揮した後はまた愛を注いで貰えばいい回数が多ければ多いほど、愛情による繋がりは深くなり力は大きくなる、そしてお前は神に近づく事が出来るのだ」
そんなの望んじゃいない。
「だが、それがお前の生まれて来た存在意義だ」
あり得ない。
けれど、それが紛れもない事実であるという事を俺は既に感じていた。
自分の身を通して―
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