天使と悪魔
第19章 震える心
・北山side
みっともない事してしまったな、フッ!
目が覚めると太輔はいなくて、テーブルの上には置き手紙があってよ。
“ちょっとタマんちへ行って来る”
それから、なんとなく外の空気が吸いたくなり家から出ると。
戸「よっ、ニコッ」
こういうところは昔から、ちっとも変わっちゃいない
戸「ねぇ、覚えてる?初めて会った日のこと」
北「忘れるわけないだろ」
心が孤独に包まれるとトッツーは、必ずと言っていいほど俺の前に現れた。
戸「あの時の北山ちっちゃかったよなぁー」
北「ちょ待て、お前の方が小さかっただろ」
それが太輔とこんな関係になってからは、無くなっていたんだが。
戸「えっ、北山の方が小さかったって」
北「ちげぇわ絶対にお前の方が」
だからホントこんなふうに話しをするのは久々で。
戸「ありがと」
北「なにが?」
戸「独りぼっちの俺を仲間に入れてくれて」
北「今頃なに改まってどうしたんで?」
親父と一緒に初めて狩りへ行ったとき俺はトッツーと出会い。
戸「話しておきたいことがあるんだ」
独り行くあてもないこいつをどうしても放ってはおけず。
北「妖魔の…子」
反対を押し切って、連れて来たってわけ。
戸「もしかしたら、北山にとって天敵になってしまうかもしれない」
北「ならねぇよ」
戸「けど」
北「そんなことには絶対にならない心配するな」
戸「北山」
それから、ずっと俺たちは何をするのも一緒だった。
北「ってか、そのこと河合は知っているの?」
戸「ここへ来る前に話た」
こいつは途中スノーマン村へ行っちゃったけど。
北「あいつ、なんだって」
それでも2人の関係は変わらなかったよな。
戸「関係ないって、ずっと一緒にいる独りにはさせない、そう言ってくれ」
北「なら安心だ」
戸「北山は今、幸せ」
北「分かり切ったこと聞くんじゃね」
戸「あははっ」
・
みっともない事してしまったな、フッ!
目が覚めると太輔はいなくて、テーブルの上には置き手紙があってよ。
“ちょっとタマんちへ行って来る”
それから、なんとなく外の空気が吸いたくなり家から出ると。
戸「よっ、ニコッ」
こういうところは昔から、ちっとも変わっちゃいない
戸「ねぇ、覚えてる?初めて会った日のこと」
北「忘れるわけないだろ」
心が孤独に包まれるとトッツーは、必ずと言っていいほど俺の前に現れた。
戸「あの時の北山ちっちゃかったよなぁー」
北「ちょ待て、お前の方が小さかっただろ」
それが太輔とこんな関係になってからは、無くなっていたんだが。
戸「えっ、北山の方が小さかったって」
北「ちげぇわ絶対にお前の方が」
だからホントこんなふうに話しをするのは久々で。
戸「ありがと」
北「なにが?」
戸「独りぼっちの俺を仲間に入れてくれて」
北「今頃なに改まってどうしたんで?」
親父と一緒に初めて狩りへ行ったとき俺はトッツーと出会い。
戸「話しておきたいことがあるんだ」
独り行くあてもないこいつをどうしても放ってはおけず。
北「妖魔の…子」
反対を押し切って、連れて来たってわけ。
戸「もしかしたら、北山にとって天敵になってしまうかもしれない」
北「ならねぇよ」
戸「けど」
北「そんなことには絶対にならない心配するな」
戸「北山」
それから、ずっと俺たちは何をするのも一緒だった。
北「ってか、そのこと河合は知っているの?」
戸「ここへ来る前に話た」
こいつは途中スノーマン村へ行っちゃったけど。
北「あいつ、なんだって」
それでも2人の関係は変わらなかったよな。
戸「関係ないって、ずっと一緒にいる独りにはさせない、そう言ってくれ」
北「なら安心だ」
戸「北山は今、幸せ」
北「分かり切ったこと聞くんじゃね」
戸「あははっ」
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