天使と悪魔
第20章 強い絆と共に
・北山side
魔王「ならば、俺がいる所まで自分で来るがいい」
どこにいるんで?
魔王「ダーク族の村その東のはずれにある山の頂きで待っている」
分かった、待っていろ必ず行ってやるから。
屋「北山」
北「屋良さん」
屋「自分で、ケリをつけに行く気か?」
北「これ以上、俺のせいで悲しんだり傷ついたりする奴を出したくはないんだ」
屋「取り込まれちまうぞ」
北「大丈夫だって、俺には頼もしいダチがいるんだからよ心配するんじゃね」
屋「お前らってやつは後から必ず追いかける、だから無茶するんじゃない、いいな」
絆が深まれば、戦った相手も仲間になれる。
藤「ざけんじゃねぇぞ独りで暴走しやがってさ」
内「俺らも行くで」
藤「内!」
内「あいつを護るんが俺らのつとめやろ」
藤「あぁ」
俺は忘れない。
藤「ひろ、お前には俺の愛が必要なはずだ」
北「太輔、クッ」
あの夜、満点の星空の下で
藤「言ったはず、どんな事があっても俺はお前を愛し続けると」
最後に、お前と愛し合ったことを。
その声、その温もり絶対に忘れないから。
愛している、いつまでも。
ずっとお前だけを―
近づく足音を聞きながら、俺は何度も心の中で叫んでいた。
願わくば、ときが止まって欲しいと願いつつ。
けれど別れのときは確実に迫って来ていたんだ。
魔王との決戦と共に―
だが、それは俺らにとって避けられない運命だったのかもしれない。
この世に生を受けた日からの…
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魔王「ならば、俺がいる所まで自分で来るがいい」
どこにいるんで?
魔王「ダーク族の村その東のはずれにある山の頂きで待っている」
分かった、待っていろ必ず行ってやるから。
屋「北山」
北「屋良さん」
屋「自分で、ケリをつけに行く気か?」
北「これ以上、俺のせいで悲しんだり傷ついたりする奴を出したくはないんだ」
屋「取り込まれちまうぞ」
北「大丈夫だって、俺には頼もしいダチがいるんだからよ心配するんじゃね」
屋「お前らってやつは後から必ず追いかける、だから無茶するんじゃない、いいな」
絆が深まれば、戦った相手も仲間になれる。
藤「ざけんじゃねぇぞ独りで暴走しやがってさ」
内「俺らも行くで」
藤「内!」
内「あいつを護るんが俺らのつとめやろ」
藤「あぁ」
俺は忘れない。
藤「ひろ、お前には俺の愛が必要なはずだ」
北「太輔、クッ」
あの夜、満点の星空の下で
藤「言ったはず、どんな事があっても俺はお前を愛し続けると」
最後に、お前と愛し合ったことを。
その声、その温もり絶対に忘れないから。
愛している、いつまでも。
ずっとお前だけを―
近づく足音を聞きながら、俺は何度も心の中で叫んでいた。
願わくば、ときが止まって欲しいと願いつつ。
けれど別れのときは確実に迫って来ていたんだ。
魔王との決戦と共に―
だが、それは俺らにとって避けられない運命だったのかもしれない。
この世に生を受けた日からの…
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