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・藤ヶ谷side

タマの家へ行ったら、わたがいて。



藤「ハッシーが、それってどういうことだよ」



ひろに何か関係しているのか？



藤「で、トッツーは家にいるんだよな？」

横「あぁ、だがな太輔あの２人は今」



ダッ―



横「おい、人の話しは最後まで聞け」



バタン！

どうしてだか分からないが周りでなにかが起きるたび

不安が、どんどん押し寄せ堪らなくなる。

一体、これからなにが起きようとしているんだ？



五「藤ヶ谷」

藤「五関？」



が、そう思っていたら焦った様子のこいつに出くわし



藤「なに、そんなに慌ててるんだよ？」

五「亮太の様子が変なんだそれと二階堂も」

藤「えっ」

五「屋良が、北山を呼んで来いって」

藤「あいつなら疲れて寝ちまってるぜ」

五「具合でも悪いのか？」

藤「ぁ…まぁ‥」



やり過ぎたなんて言えない



藤「俺が代わりに行くそれじゃあダメか？」

五「取り合えずは、じゃ」



俺は、行き先を屋良の家へ変更する。

すると―



屋「亮太、おい亮太」

山「屋良にぃ、うわぁ来るな俺はそんな事はしない」

屋「亮太！」



ギュッ―

喚く亮太を屋良が、必死で抱きしめている姿が目の中へ飛び込んで来てさ。



藤「いったいどうしてしまったんだ？あいつ」

屋「藤ヶ谷、くっ」

山「あっ、あぁーニカ」



そこには確かにニカもいて

―が、こいつの瞳なんだか変なんだ。

冷たい視線でジーッと亮太のことを見つめている。



藤「これはいったい」

山「もっ、ダメだ俺を殺して頼む」

藤「何を言っている屋良、どういう事だ説明しろ」



そして、苦渋の表情でいるこいつに詰め寄ると。



屋「俺達の中に流れている魔の血がこいつをかき乱しているんだ」

藤「えっ？それって、ハッシーと同じってこと」

屋「あいつも？いや天使のハーフとはちょっと違う」



しかし何故、そんなことが



屋「元々俺ら半分は魔だ、どっちに流れたっておかしくはない存在」

藤「だからって」

屋「あとは、本人の意志が強いか弱いかなんだが俺でも勝てなかったものを亮太があがなえるわけもなく」

藤「お前は大丈夫なの」

屋「俺は北山に」



そっか、だから あいつを呼べと言ったんだな。





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