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・藤ヶ谷side

山「くっ、やだ俺みんなとここにいたい嫌だぁー」

五「亮太いっしょにいよ、なっ？だから、魔なんかに負けないでくれ」

山「うわあぁーっ」

屋「ヤバい限界だ」

藤「なに！」



と、そのときだった！バタン



北「お前ら離れろ」

藤「ひろ！」



とつぜん、ひろが飛び込んで来て。



北「ニカ、ちっ」

二「‥‥‥」



無言で見つめるニカへ視線を送り、それから。



北「大丈夫だ、もう心配はいらない」

山「…ﾊｧﾊｧﾊｧ‥北…山くん助けて」

北「あぁ」



おまえ―

パァーッと、光りが亮太を包み込み。



山「温か…い」

北「よく頑張ったな」

山「俺、みんなが北山くんが大好きだから」

北「そっか、ありがとよ」

五「亮太！」

山「ごっち」

屋「申し訳なかった」

北「屋良さん」

屋「俺の時といい、こいつといい」

北「詫びなんていらね仲間が苦しんでいたら助けるのは当たり前だろ」

屋「仲間か、ﾌｯ」

北「お前も今は俺らの仲間だ ﾆｺｯ」

屋「北山」



ニカは大丈夫なのか？そう聞くと。



北「おいニカ」

二「はっ、ミツ？」

北「気がついたか」

二「あ、うん」



えっ、どういうこと？



北「忘れたか太輔？こいつの片親は」

藤「天使の長…」

屋「そうか少しはあがなえる力を持っているってことか」

北「俺の弟だかんな、ﾌｯ」

二「んっ？なに」

五「なんでもねぇよ ｸｽｯ」

北「お前はそのままでいいそう言っただけさ」

二「おう ﾆｺｯ」



だが俺は、そんなこいつを見て益々遠くへ行ってしまう気がし。



北「太輔」

藤「なに？」

北「お前トッツーちへ行ったんじゃなかったの？」

藤「あぁ途中で五関に会って方向転換したんだ」

北「なら、今日はもう行くな」

藤「えっ、なんで？」

北「バカ、んなことも分からないのかよ」

藤「はあっ？」



しかし、なんで俺こいつにバカ呼ばわりされているんだろう。





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