天使と悪魔
第3章 狭間の中で
・河合side
塚「藤ヶ谷はどこへ行ったの」
河「さぁ」
きっとまた、あの天使の事で悩んでるんだろうよ。
考えたって仕方がないのに
塚「お腹すかない」
河「狩りにでも行ってくれば?塚ちゃんの好きな肉がウヨウヨいるんじゃね」
相手は天使だぜ、どうすることも出来ないじゃん。
塚「腹減った」
河「だから狩りにでも」
塚「行って来てよ、ねっ」
河「俺が?どうして」
塚「ハッシーと俺でふたり分よろしく」
河「はっ?ちょ塚ちゃん」
頼むだけ頼みサッさと家の中へ入って行く塚ちゃん。
塚「あいつ育ち盛りだからよく食うんだ」
とかなんとか、そんな事を言いながら。
そりゃまぁーそうだろうよ
河「ったくぅ」
仕方なく森の奥までやって来た。
ブツブツ、ブツブツ文句を言いながら。
すると何やら目の前に大きな獣が…
ドドドドドッ―
なっ、なんだ!?あれは。
続けざま後ろから、1人の悪魔がやって来て。
「待てぇーこらあぁ」
なっ、なんなんだ今度は。
と、そいつはクルッとUターンをし。
げっ、戻って来やがったぜ
「なんや、おまえ」
「はっ?」
いきなり掴みかかって来て
「何って、なに」
「なんで黙って見とるん」
「はあっ?」
「加勢せいや逃げてもうたやん」
「俺のせい」
「ったくこれやから東もんは」
その言葉にカチンと来る。
河「冗談じゃね、イキなり走って来て自分が捕まえられなかったからって人のせい?ふざけんな名前くらい名乗れっつうの」
すると―
「あぁーそりゃ悪かった、桐山照史いいますねんアンさんは」
「俺は河合郁人」
“宜しく”
愛想のいい顔で、ニコッと笑い。
手を差し伸べて来た、西の悪魔。
なんだこいついい奴じゃん
桐「一緒に捕まえよか」
河「おう」
それから、何故だか俺達は気が合っちまい。
桐「こっちや、うぉーそっち行ったで」
河「任せろ、やったぁ捕まえた」
桐「キャハハハ、やるやんおまえ」
河「東の悪魔をバカにすんなよ」
時刻は夕方―
桐「ほなまたな」
河「おう」
俺達は、それぞれの帰路につく。
帰ったら、とんでもない事が起こっていようとは思いもせず。
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塚「藤ヶ谷はどこへ行ったの」
河「さぁ」
きっとまた、あの天使の事で悩んでるんだろうよ。
考えたって仕方がないのに
塚「お腹すかない」
河「狩りにでも行ってくれば?塚ちゃんの好きな肉がウヨウヨいるんじゃね」
相手は天使だぜ、どうすることも出来ないじゃん。
塚「腹減った」
河「だから狩りにでも」
塚「行って来てよ、ねっ」
河「俺が?どうして」
塚「ハッシーと俺でふたり分よろしく」
河「はっ?ちょ塚ちゃん」
頼むだけ頼みサッさと家の中へ入って行く塚ちゃん。
塚「あいつ育ち盛りだからよく食うんだ」
とかなんとか、そんな事を言いながら。
そりゃまぁーそうだろうよ
河「ったくぅ」
仕方なく森の奥までやって来た。
ブツブツ、ブツブツ文句を言いながら。
すると何やら目の前に大きな獣が…
ドドドドドッ―
なっ、なんだ!?あれは。
続けざま後ろから、1人の悪魔がやって来て。
「待てぇーこらあぁ」
なっ、なんなんだ今度は。
と、そいつはクルッとUターンをし。
げっ、戻って来やがったぜ
「なんや、おまえ」
「はっ?」
いきなり掴みかかって来て
「何って、なに」
「なんで黙って見とるん」
「はあっ?」
「加勢せいや逃げてもうたやん」
「俺のせい」
「ったくこれやから東もんは」
その言葉にカチンと来る。
河「冗談じゃね、イキなり走って来て自分が捕まえられなかったからって人のせい?ふざけんな名前くらい名乗れっつうの」
すると―
「あぁーそりゃ悪かった、桐山照史いいますねんアンさんは」
「俺は河合郁人」
“宜しく”
愛想のいい顔で、ニコッと笑い。
手を差し伸べて来た、西の悪魔。
なんだこいついい奴じゃん
桐「一緒に捕まえよか」
河「おう」
それから、何故だか俺達は気が合っちまい。
桐「こっちや、うぉーそっち行ったで」
河「任せろ、やったぁ捕まえた」
桐「キャハハハ、やるやんおまえ」
河「東の悪魔をバカにすんなよ」
時刻は夕方―
桐「ほなまたな」
河「おう」
俺達は、それぞれの帰路につく。
帰ったら、とんでもない事が起こっていようとは思いもせず。
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