天使と悪魔
第20章 強い絆と共に
・北山side
ハッシーを浄化し終わったとたん俺はそれを感じたんだ。
今度は亮太か。
急ぎ駆けつけるとそこには太輔もいてよ。
が、何とか心が魔に囚われてしまう前に間に合いホッとする。
でも、また能力が上がってしまったみたいだわ。
藤「ひろ?」
しかし、ニカが自分で魔の誘惑を防御できるとは。
さすがは俺の弟、フッ!
藤「なぁ?」
が、これもたぶん俺が果たさなければならない役割なんだろうな。
自分の身で感じる予感…
藤「聞いてる?お前」
その時は、もう間近に迫っていることを。
北「抱いてくれ、ギュッ」
分かっているんだ、お前に抱かれる度に俺の力は増してくって。
藤「愛してる、愛しているひろ」
北「もっと、もっと、その言葉を聞かせてくれ」
藤「何度でも言ってやる、愛しているひろ」
北「太輔えぇーっ」
けれど身体は欲して止まらず。
北「うっあぁーっ」
もう運命を受け入れるしかないんだって思いながらも
微かな望みに懸けている、自分がそこにはいてよ。
それが益々心を切なくし。
応えるかのように、太輔の愛し方も激しさを増していく。
それから2人寄り添うよう眠りにつき朝方―
バッ、内、照史!
とつぜん感じたソレに思わず飛び起きた俺は。
隣で何も知らず寝息をたてている太輔の顔を見ながら思った
もう、戻って来れないかもしれないと。
そしてその唇にキスを落とし。
北「今まで、ありがとな」
その想いを胸にあいつらがいる部落へと急いだんだ。
だが、外へ出た途端に。
北「トッツー、郁人!?」
戸「内のところへ行くんだろ俺も一緒に行く」
河「こいつが行くなら俺もな、フッ」
北「お前ら」
この2人がいてさ。
トッツーの能力は、本当に不思議だわ。
戸「俺が必要なんだろ北山でもそれでいいの」
こっちが何も言わなくてもちゃんと分かっているんだから。
北「いいんだそれで」
もしかして心の中を読めてるのかもしれない。
河「俺がいるのも忘れるなよ」
お前は…
俺がトッツーの顔を見てからこいつ支えてやってくれ
そう心の中で呟くと。
戸「北山には俺達がついてるさ」
―ふっ、ほらな。やっぱり分かってるじゃん。
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ハッシーを浄化し終わったとたん俺はそれを感じたんだ。
今度は亮太か。
急ぎ駆けつけるとそこには太輔もいてよ。
が、何とか心が魔に囚われてしまう前に間に合いホッとする。
でも、また能力が上がってしまったみたいだわ。
藤「ひろ?」
しかし、ニカが自分で魔の誘惑を防御できるとは。
さすがは俺の弟、フッ!
藤「なぁ?」
が、これもたぶん俺が果たさなければならない役割なんだろうな。
自分の身で感じる予感…
藤「聞いてる?お前」
その時は、もう間近に迫っていることを。
北「抱いてくれ、ギュッ」
分かっているんだ、お前に抱かれる度に俺の力は増してくって。
藤「愛してる、愛しているひろ」
北「もっと、もっと、その言葉を聞かせてくれ」
藤「何度でも言ってやる、愛しているひろ」
北「太輔えぇーっ」
けれど身体は欲して止まらず。
北「うっあぁーっ」
もう運命を受け入れるしかないんだって思いながらも
微かな望みに懸けている、自分がそこにはいてよ。
それが益々心を切なくし。
応えるかのように、太輔の愛し方も激しさを増していく。
それから2人寄り添うよう眠りにつき朝方―
バッ、内、照史!
とつぜん感じたソレに思わず飛び起きた俺は。
隣で何も知らず寝息をたてている太輔の顔を見ながら思った
もう、戻って来れないかもしれないと。
そしてその唇にキスを落とし。
北「今まで、ありがとな」
その想いを胸にあいつらがいる部落へと急いだんだ。
だが、外へ出た途端に。
北「トッツー、郁人!?」
戸「内のところへ行くんだろ俺も一緒に行く」
河「こいつが行くなら俺もな、フッ」
北「お前ら」
この2人がいてさ。
トッツーの能力は、本当に不思議だわ。
戸「俺が必要なんだろ北山でもそれでいいの」
こっちが何も言わなくてもちゃんと分かっているんだから。
北「いいんだそれで」
もしかして心の中を読めてるのかもしれない。
河「俺がいるのも忘れるなよ」
お前は…
俺がトッツーの顔を見てからこいつ支えてやってくれ
そう心の中で呟くと。
戸「北山には俺達がついてるさ」
―ふっ、ほらな。やっぱり分かってるじゃん。
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