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・藤ヶ谷side

藤「ひろ、ひろ！」



目を覚ましたら、あいつは既にいなかった。



横「太輔！」

五「いたか？」

宮「いない何処にも」

玉「独りでどこへ行っちゃったんだよミツ」

塚「独りじゃないみたい、河合とトッツーもいないんだ」

薮「じゃ３人いっしょに」

横「あいつら内緒で、何かあったら話せって言っといたのに」

薮「宏光」

橋「くっ」



嫌な予感がする。



山「見つかった？」

五「どうやら、郁人とトッツーも一緒らしい」

屋「そっか、あの２人も」

横「屋良？」



もう、会えないなんてことないよな。



千「あの…さ」

二「どうした？健永」

千「宏光は普通の天使じゃないよ」

五「そりゃそうだろう」

塚「そんなのみーんな分かってる事じゃん」

千「そうじゃない俺が言っているのは！」



んっ？どうしたっていうんだ健永。



屋「あいつは選ばれた天使だろ、ﾌｯ」

宮「だから、奇跡の天使って」

山「それだけじゃない深い意味があるんだよ」

五「亮太お前なにか知っているの？」

屋「藤ヶ谷お前は、奇跡の天使の本当の意味を知ってるか？」

藤「えっ」



俺も知りたかった。

けど、それを探ってくれるはずだったトッツーは北山と一緒に消えてしまい。

すると屋良は、思いも掛けない事を言い出す。



屋「あいつは、神の子なんだ」

藤「なっ!?」

玉「ミツが!?だって両親は天使じゃん」

屋「それは、器として神に選ばれただけさ」

宮「器？」

千「やっぱり」

塚「千賀？」

千「そんな気がしたんだ、宏光の光りに包まれた時」

山「俺も」

五「亮太」

玉「だけど、それってどうなるわけ？」

宮「仮にそうだったとしても何も変わらないんだろ」



いや、違う。



横「もしかしてミツの能力の発動源は」

千「愛さ」

藤「‥‥っ」

屋「あいつは、別名を愛の天使って言ってな」

玉「愛の…天使‥」

屋「究極の愛によって覚醒しそのパワーで闇を浄化してく」

宮「それって」

ニ「ガヤと結ばれたことでミツは覚醒してしまったってことか」



俺とのことで。





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