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天使と悪魔

第21章 運命のとき

・藤ヶ谷side

それから―

ズゴッ、ズゴッ、パンパン



北「うあっあ、うあっあっあっ、ああぁぁ」



激しく突きまくったらひろは何度もイキまくり。

覚えているか、初めて会った日のことを。



北「あっあっ、んああっ、太輔、太輔えぇーっ」



あのとき俺は、予感がしていたんだ。



北「おっ、俺の、子宮が、うあっ、ビクンビクン」



お前とこうなるって。



北「震えてる、うっああ」



俺達は知らず知らず、あの頃から惹かれ合っていたのかもしれないな、フッ!



北「あっあっ、こんなの、初めてだ、うあっ」



運命と言うのなら、俺達が出会い結ばれたのが運命。



北「ああっ、熱い子宮の、奥が、ハァハァ、熱くて堪らね」



だから俺は思うんだよ。



北「何かが、うっあっあっ奥で、あっ、あぁーっ」



きっと必ず来世でも、お前と廻り会えるって。



北「感じる、熱く燃える、んんああっ」



気がつけば、こいつは俺の首に両手でしっかりとしがみつき。



北「太輔、そこ、そこだ」

藤「ここか?」



両足とも、俺の身体へ絡ませながら。



北「そうだ、そこにくれ、お前の、クッ」



背中が反り返るほど、感じまくっていてさ。



藤「よしイクぞ、たくさん注いでやるから受け取れ!ひろ」

北「んああぁー来る、奥へあっ、ビクッ、ビクビクッ、届い…た‥ハァハァハァ」

藤「ひろ、クッ」



―が、とたん眩いばかりの笑顔を俺に向け。



北「ふっ、ニコッ」



しかし、この時の俺はその笑みの本当の意味が分からなかったんだ。

ギュッ!



北「愛している太輔」

藤「俺もだ」



チュプ―

ただ名残を惜しむかのように口づけを交わし。

別れが近づいていることを知りながらも。

今までにない程の満足感にひたっている自分を不思議に感じていた。

その星空の下で―






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