
天使と悪魔
第21章 運命のとき
・北山side
くっそ、ふざけんじゃね。
このまま吸収されてたまるかってんだ。
俺は必死で身体をバタつかせ、なんとか抜け出そうと足掻く。
が、ビクともせず。
魔「無駄だ、諦めろ奇跡の天使 フフッ」
北「冗談じゃねそんなキショイ身体の中へ入るなんて願い下げだ」
魔「だが既に半分は入ってる」
と、その時。
“北山、聞こえる”
脳裏にトッツーの声が聞こえてよ。
おまえ何処にいるんで?
“上だよ、今から俺の力を解放する好きに使え”
見上げると―
陽の光りを浴びた白い羽根が眼の中へ飛び込んで来て
幸い魔王は優越感に浸っていて気づいていないみたいだし。
やるなら今しかない頼むぜトッツー。
“分かった任せろ”とたんピカァーッ!
魔「なっ、なんだこの光りは!?」
頭上から、白い光りが俺の上へ降り注いだかと思うと辺りが一変し。
魔「こっ、これは妖魔の!?どうしてお前が」
北「俺じゃねぇよ」
魔「なに!」
北「しかし驚いたわ魔王は無敵なわけじゃなかったんだな、クスッ」
魔「くっ、貴様」
そう、あいつ神さまとかに聞いたときは俺もビックリしたぜ。
魔「やめろ、早くここから出せ」
魔族の頂点にいるこいつが妖魔の作り出す幻影が苦手だなんてさ。
「奴は夢を見ない心がネジ曲がっているからだ、そのため妖かしに弱い。そこを突け」
ピカァーッ!
魔「うわああっ」
俺は自分の中にある全ての力を羽根に集中させた。
魔「我を浄化するなんて事は出来ないぞ」
北「そんなつもり更々ねぇただ、フッ」
魔「なんだ」
北「お前ウザいから、ちょっくら閉じこめておこうかと思ってよ」
そう言うと同時にバサッ、渾身の力を入れ羽根を広げると。
魔「ぐわっ」
俺を自分の身体の中に半分も入れちまっていたこいつは苦痛の声を上げ。
魔「何をする気だ、クッ」
北「ふっ、まぁ見てなって行くぜトッツー」
戸「北山!」
魔「…っ‥あ…」
カァーッ!
そして再び発した俺とトッツーの光りが交差した場所に玉のような物体が現れ。
北「準備は出来たぜ魔王さんよ」
魔「まさか我を封印する気か!?」
北「ご名答、とっとと行きやがれ」
ピカァーッ!
魔「うっわあぁー」
・
くっそ、ふざけんじゃね。
このまま吸収されてたまるかってんだ。
俺は必死で身体をバタつかせ、なんとか抜け出そうと足掻く。
が、ビクともせず。
魔「無駄だ、諦めろ奇跡の天使 フフッ」
北「冗談じゃねそんなキショイ身体の中へ入るなんて願い下げだ」
魔「だが既に半分は入ってる」
と、その時。
“北山、聞こえる”
脳裏にトッツーの声が聞こえてよ。
おまえ何処にいるんで?
“上だよ、今から俺の力を解放する好きに使え”
見上げると―
陽の光りを浴びた白い羽根が眼の中へ飛び込んで来て
幸い魔王は優越感に浸っていて気づいていないみたいだし。
やるなら今しかない頼むぜトッツー。
“分かった任せろ”とたんピカァーッ!
魔「なっ、なんだこの光りは!?」
頭上から、白い光りが俺の上へ降り注いだかと思うと辺りが一変し。
魔「こっ、これは妖魔の!?どうしてお前が」
北「俺じゃねぇよ」
魔「なに!」
北「しかし驚いたわ魔王は無敵なわけじゃなかったんだな、クスッ」
魔「くっ、貴様」
そう、あいつ神さまとかに聞いたときは俺もビックリしたぜ。
魔「やめろ、早くここから出せ」
魔族の頂点にいるこいつが妖魔の作り出す幻影が苦手だなんてさ。
「奴は夢を見ない心がネジ曲がっているからだ、そのため妖かしに弱い。そこを突け」
ピカァーッ!
魔「うわああっ」
俺は自分の中にある全ての力を羽根に集中させた。
魔「我を浄化するなんて事は出来ないぞ」
北「そんなつもり更々ねぇただ、フッ」
魔「なんだ」
北「お前ウザいから、ちょっくら閉じこめておこうかと思ってよ」
そう言うと同時にバサッ、渾身の力を入れ羽根を広げると。
魔「ぐわっ」
俺を自分の身体の中に半分も入れちまっていたこいつは苦痛の声を上げ。
魔「何をする気だ、クッ」
北「ふっ、まぁ見てなって行くぜトッツー」
戸「北山!」
魔「…っ‥あ…」
カァーッ!
そして再び発した俺とトッツーの光りが交差した場所に玉のような物体が現れ。
北「準備は出来たぜ魔王さんよ」
魔「まさか我を封印する気か!?」
北「ご名答、とっとと行きやがれ」
ピカァーッ!
魔「うっわあぁー」
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