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天使と悪魔

第22章 幻影を求めて

・千賀side

ガヤさんの事もだけど俺は薮のことが気に掛かり。



横「そっかそれで来てくれたの、ありがと健永」

千「一応、先輩だし」




命の危険性がなくなったからといって不安じゃないかと思い。

ところが薮は驚くべきことを口にしたんだ。



薮「大丈夫、宏光が傍にいてくれるから」

千「えっ?どういう事」

薮「夢を見たんだ」



綺麗な花が咲いている場所で…



北「心配するな、ニコッ」

薮「宏光」

北「俺が傍にいてやる不安になったらいつでも、こうやって夢に出て来てやるし」



マジかよ!



薮「あと、こんな事も言っていたっけ玉森が」



えっ、もしそれが本当なら

が、自分の家へ帰る途中。



宮「ねぇタマお願いだからやめて」

玉「そんなに心配しなくても大丈夫さ」

宮「もしもの事があったらどうするんだよ」

玉「ハッシー行くよ」

橋「おう」



シュッ!

キャッチボールをしているタマを何故だか必死で止めている宮田。



宮「うわっ、わわっ」

玉「煩い」

宮「だって、ボールがお腹の子に当たったら大変じゃん」



おっ、お腹の子!?



玉「ハッシーのコントロールはそんなに悪くはない」

宮「そういう問題じゃないって」

橋「裕太、今度はサッカーをやろう」

宮「サッカー!?だめ駄目だってハッシー」

玉「どうして?やろうよ」

宮「タマあぁーっ」

橋「先にあそこへゴールを決めた方が勝ちだからな」

玉「よーし負けないぞ」

宮「お願いだから走らないでぇー」



あははっ、何だか大変そう






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