天使と悪魔
第23章 誓いの口づけ
・藤ヶ谷side
二「ガヤ、健永の気持ちが分かるから俺も黙って見ていたけど、もう無理はさせられない」
悪かったな―
二「明日から俺が代わりにオセロの相手をするよ」
はっ?ガチャ、バタン!
藤「意味、分からないんだけど」
薮「あははっ」
藤「たくっ、フッ」
だけど、なんだかスッキリしていて。
その白い羽根を見つめながら思う。
あいつがいない部落―
その中で俺らは生きていかなければならない。
北「みんなを頼む俺はずっと見てるからよ」
ふと最後に言った、ひろの言葉が脳裏をかすめ。
何をやっているんだろ俺…
あいつがいなくなってから3ヶ月が過ぎやっと気づくなんて。
ごめんな健永それからニカ有り難う。
やっぱり仲間っていいわ。
俺はひろへ話しかけるみたいに白い羽根に向かい言葉をかけていたんだ。
恥ずかしくない生き方をするお前にまた会えるかなんて分からないけど。
いつか、そう来世で会ったときにも堂々とひろを愛せるよう。
その夜、久々に夢を見た。
あいつと初めて会った場所で。
ひろが再び意欲を取り戻した俺を見て嬉しそうに笑っている姿を。
翌朝―
二「ガヤおはよ」
藤「げっ、本当に来たんだ」
二「えっ、えぇーっ、ガヤが喋ったぁ」」
藤「うるせーギャアギャア騒ぐな」
二「ガヤあぁーっ」
はいはい クスッ!
ニカの瞳に浮かぶ涙、悪いお前の弟を泣かせちまった
藤「あぁーあ、ひでぇ顔」
二「だって…さ」
藤「やるかオセロ」
二「おう」
藤「負けないからな」
二「俺だって ニコッ」
それから顔をクシャクシャにしながら笑うこいつを。
二「くっそーまた負けた、もう1回」
藤「何度でも受けて立つ」
散々打ち負かしてやる。
それでも嬉しそうにハシャぐニカを見て心底可愛いと思いながら。
これでいんだよな、ひろ。
千「あぁズルい俺もやる」
二「ダメだって俺まだガヤに勝ってないんだから」
千「俺が始めた事なのに」
こいつらこれで本当に親か
千「ニカあぁーっ」
見ていてくれ、しっかりと生きてくから。
わたや郁人が、ひろに似た天使に遭遇していただなんて知らず。
俺は、明日への扉を自力で開けた。
また仲間たちと歩き出す為に―
・
二「ガヤ、健永の気持ちが分かるから俺も黙って見ていたけど、もう無理はさせられない」
悪かったな―
二「明日から俺が代わりにオセロの相手をするよ」
はっ?ガチャ、バタン!
藤「意味、分からないんだけど」
薮「あははっ」
藤「たくっ、フッ」
だけど、なんだかスッキリしていて。
その白い羽根を見つめながら思う。
あいつがいない部落―
その中で俺らは生きていかなければならない。
北「みんなを頼む俺はずっと見てるからよ」
ふと最後に言った、ひろの言葉が脳裏をかすめ。
何をやっているんだろ俺…
あいつがいなくなってから3ヶ月が過ぎやっと気づくなんて。
ごめんな健永それからニカ有り難う。
やっぱり仲間っていいわ。
俺はひろへ話しかけるみたいに白い羽根に向かい言葉をかけていたんだ。
恥ずかしくない生き方をするお前にまた会えるかなんて分からないけど。
いつか、そう来世で会ったときにも堂々とひろを愛せるよう。
その夜、久々に夢を見た。
あいつと初めて会った場所で。
ひろが再び意欲を取り戻した俺を見て嬉しそうに笑っている姿を。
翌朝―
二「ガヤおはよ」
藤「げっ、本当に来たんだ」
二「えっ、えぇーっ、ガヤが喋ったぁ」」
藤「うるせーギャアギャア騒ぐな」
二「ガヤあぁーっ」
はいはい クスッ!
ニカの瞳に浮かぶ涙、悪いお前の弟を泣かせちまった
藤「あぁーあ、ひでぇ顔」
二「だって…さ」
藤「やるかオセロ」
二「おう」
藤「負けないからな」
二「俺だって ニコッ」
それから顔をクシャクシャにしながら笑うこいつを。
二「くっそーまた負けた、もう1回」
藤「何度でも受けて立つ」
散々打ち負かしてやる。
それでも嬉しそうにハシャぐニカを見て心底可愛いと思いながら。
これでいんだよな、ひろ。
千「あぁズルい俺もやる」
二「ダメだって俺まだガヤに勝ってないんだから」
千「俺が始めた事なのに」
こいつらこれで本当に親か
千「ニカあぁーっ」
見ていてくれ、しっかりと生きてくから。
わたや郁人が、ひろに似た天使に遭遇していただなんて知らず。
俺は、明日への扉を自力で開けた。
また仲間たちと歩き出す為に―
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