天使と悪魔
第3章 狭間の中で
・河合side
今日も俺は、1人奮闘していた。
ダダダッ!
河「待てハッシー」
橋「やだっ、もう真っ黒にされるのはゴメンだもん」
河「だからってなんで黄色なんだよ」
橋「これは塚ちゃんが」
はぁーもう勘弁してくれ。
つうか太輔も、この間から様子がおかしいし。
塚「ハッシー、こっちこっち」
橋「塚ちゃん、ハァハァハァ」
河「お前らなぁ」
塚「そんなに神経質にならなくても大丈夫だって」
河「でも」
塚「いざという時は、俺がハッシー連れて逃げるからさ」
ちゃんと考えていたんだ。
塚「それよりリーダーは」
河「んっ?あぁ、ほらあそこ何だかボーッとしちまってよ」
その視線の先には手にネックレスを持ち、空を眺めている太輔がいた。
河「まるで腑抜けみたいだろ」
塚「なにがあったっていうんだろね」
河「さぁーな、何日か前にどこかへ行って戻って来たら、あぁなっちまっていて」
だが俺はなんとなく分かっていたんだ。
たぶん原因はあの天使なんじゃないかと。
塚「ヤバいね」
河「んっ?」
塚「このところ奴らの動きが怪しいんだ」
河「それって反乱でも起こすとでも言いたいの」
塚「もしそうなったら今の藤ヶ谷じゃ」
こいつが長になったのは、今から2年くらい前のこと
とつぜん、前の長が死んでしまい。
だが元々根が優しい太輔に対し不満を抱くやつは結構いてよ。
気がつくと派閥みたいなのが出来上がっちまっていて
塚「なんせ仕切っているのがあいつだから」
河「俺らじゃ太刀打ちできない、チッ」
いざという時は―
河「塚ちゃん」
塚「分かっている逃がすんでしょ」
河「ハッシーも一緒に」
塚「うん」
頼んだぞ、俺は―
塚「河合」
河「なに?」
塚「だからって、死んでもいいってことじゃないからな」
河「えっ?」
塚「あとで合流する、分かった?」
河「ふっ」
こんなとき渉がいたらどんなにか心強かっただろう。
横尾渉―
ダーク族の中でもイチにを荒そうほど腕が立つ男。
奴らも警戒している存在だ
けど、ある日いきなり姿を消してしまい。
藤「わた、どうして何処へ行っちまったんだよ」
そのときの太輔の落胆ぶりは半端なかったっけ。
そして―
・
今日も俺は、1人奮闘していた。
ダダダッ!
河「待てハッシー」
橋「やだっ、もう真っ黒にされるのはゴメンだもん」
河「だからってなんで黄色なんだよ」
橋「これは塚ちゃんが」
はぁーもう勘弁してくれ。
つうか太輔も、この間から様子がおかしいし。
塚「ハッシー、こっちこっち」
橋「塚ちゃん、ハァハァハァ」
河「お前らなぁ」
塚「そんなに神経質にならなくても大丈夫だって」
河「でも」
塚「いざという時は、俺がハッシー連れて逃げるからさ」
ちゃんと考えていたんだ。
塚「それよりリーダーは」
河「んっ?あぁ、ほらあそこ何だかボーッとしちまってよ」
その視線の先には手にネックレスを持ち、空を眺めている太輔がいた。
河「まるで腑抜けみたいだろ」
塚「なにがあったっていうんだろね」
河「さぁーな、何日か前にどこかへ行って戻って来たら、あぁなっちまっていて」
だが俺はなんとなく分かっていたんだ。
たぶん原因はあの天使なんじゃないかと。
塚「ヤバいね」
河「んっ?」
塚「このところ奴らの動きが怪しいんだ」
河「それって反乱でも起こすとでも言いたいの」
塚「もしそうなったら今の藤ヶ谷じゃ」
こいつが長になったのは、今から2年くらい前のこと
とつぜん、前の長が死んでしまい。
だが元々根が優しい太輔に対し不満を抱くやつは結構いてよ。
気がつくと派閥みたいなのが出来上がっちまっていて
塚「なんせ仕切っているのがあいつだから」
河「俺らじゃ太刀打ちできない、チッ」
いざという時は―
河「塚ちゃん」
塚「分かっている逃がすんでしょ」
河「ハッシーも一緒に」
塚「うん」
頼んだぞ、俺は―
塚「河合」
河「なに?」
塚「だからって、死んでもいいってことじゃないからな」
河「えっ?」
塚「あとで合流する、分かった?」
河「ふっ」
こんなとき渉がいたらどんなにか心強かっただろう。
横尾渉―
ダーク族の中でもイチにを荒そうほど腕が立つ男。
奴らも警戒している存在だ
けど、ある日いきなり姿を消してしまい。
藤「わた、どうして何処へ行っちまったんだよ」
そのときの太輔の落胆ぶりは半端なかったっけ。
そして―
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