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・藤ヶ谷side

それは、唐突に知らされたんだ。



千「よし、もう１回」

藤「おまえ何回やるんだよ」

二「そうさ次は俺の番」

千「だって勝てねんだもん」

藤「ばぁーか、コツを掴めば簡単だろ､ｸｽｯ」



ガチャ！



山「長！」

二「亮太!?いきなりどうしたんだよ」

山「帰って来たんです！」

千「はっ？誰が」

藤「誰が帰って来たんだ」



そう聞くと驚くべきことを口にする。



藤「いっ、今なんて」

山「だから、北山くんが」

千「本当に!?」

二「ミツが」

山「みんな、部落の広場に集まってる長も早く」



あいつが戻って来ただって

それもボロボロに汚れ意識がないまま。

何故だ、どうして！

目の前にある人集り、その中央には。

確かに、ひろがいた。



藤「ひろ！」

玉「ガヤ」

宮「ガヤさん」



会いたくて、堪らなかったあいつが。



藤「お前なんで？」



夢じゃないんだよな？



藤「これって、どういう」

屋「眠っているみたいだ」

藤「寝てる？」

横「あぁ理由は分からないが考えられるとしたら」

屋「何らかの理由で意識が消され地上へ帰されたという事だけ」



と、ハッシーが…



橋「お姫さまは王子さまのキスで目覚めるんだよね」

藤「えっ？」



そんな事を言い、それってつまり。



五「目覚めさせてやれよ」

二「ほらガヤ、ﾆｺｯ」

河「お前にしか出来ない事だろ」



その頬に触れ“チュッ”

言われるがまま重ねた唇、しかし。



玉「えぇーっ、ダメなの」

塚「北山、起きて」

薮「宏光」



チュッ、チュプ何度も何回も舌でこじ開け中へと侵入させ。

深く激しくディープキスを続けた。

すると！



宮「ﾊｯ、見てキタミツの手が」

山「微かに動いてる」

横「そうだミツお前が会いたい奴は今、目の前にいる」

河「目を覚ませ」

五「北山」

玉「ミツ！」

薮「宏光」

塚「その手で掴んで確かめ」

戸「抱きしめるんだ」

千「ほら分かるだろ？ガヤさんだよ」



ギュッ！

その瞬間その手は俺の背中へしっかりと抱きつき。





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