天使と悪魔
第4章 絡み合う糸
・藤ヶ谷side
翌日、太陽の日射しが眩しくて眼を開けると。
俺の腕の中では北山がまだ静かに寝息を立てていた。
その顔を見ながら昨日の事を思い出す。
北「だから好きだって言ってるんだ、このバカ」
ふっ、素直じゃないんだからったく。
でも有り難うな、その言葉が聞けただけで充分さ。
ミシッ!
さっきから、聞こえてくる草むらを踏みしめる音。
ミシッ、ミシッ!
1人・3人・いや10人はいるかな。
たぶん天使の連中がこいつを捜しに来たんだろう。
なぁ北山お迎えが来ちまったぜ、どうする?
チュッ―
寝ているその唇へ、キスを落とした。
そのとき!
大倉「宏光から離れろ」
目の前に弓を構え現れたのはこの間、北山が忠くんとか呼んでいた天使。
大倉「じゃないと討つ」
その瞳は怒りに満ち。
大倉「二度と近づくんやない、そう言ったはずや」
今にも矢を放って来そうな勢でいる。
藤「そんなにいきり立つなこいつが目を覚ましちゃうじゃないか、フッ」
大倉「なんやと」
千「うわっ、2人とも裸ってえぇーまさかやられちまったわけ」
大倉「バカなことを言うんやない千賀!」
千「だってよ」
大倉「もしそうなら、俺は絶対に許さへんで!クッ」
藤「心配するな、なんもしちゃあいないよ」
千「でっ、でも今キスしてたじゃん」
藤「こいつは俺の獲物して何が悪い、フッ」
大倉「宏光は、お前のもんやない!」
誰のもんでもないさ。
・
翌日、太陽の日射しが眩しくて眼を開けると。
俺の腕の中では北山がまだ静かに寝息を立てていた。
その顔を見ながら昨日の事を思い出す。
北「だから好きだって言ってるんだ、このバカ」
ふっ、素直じゃないんだからったく。
でも有り難うな、その言葉が聞けただけで充分さ。
ミシッ!
さっきから、聞こえてくる草むらを踏みしめる音。
ミシッ、ミシッ!
1人・3人・いや10人はいるかな。
たぶん天使の連中がこいつを捜しに来たんだろう。
なぁ北山お迎えが来ちまったぜ、どうする?
チュッ―
寝ているその唇へ、キスを落とした。
そのとき!
大倉「宏光から離れろ」
目の前に弓を構え現れたのはこの間、北山が忠くんとか呼んでいた天使。
大倉「じゃないと討つ」
その瞳は怒りに満ち。
大倉「二度と近づくんやない、そう言ったはずや」
今にも矢を放って来そうな勢でいる。
藤「そんなにいきり立つなこいつが目を覚ましちゃうじゃないか、フッ」
大倉「なんやと」
千「うわっ、2人とも裸ってえぇーまさかやられちまったわけ」
大倉「バカなことを言うんやない千賀!」
千「だってよ」
大倉「もしそうなら、俺は絶対に許さへんで!クッ」
藤「心配するな、なんもしちゃあいないよ」
千「でっ、でも今キスしてたじゃん」
藤「こいつは俺の獲物して何が悪い、フッ」
大倉「宏光は、お前のもんやない!」
誰のもんでもないさ。
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