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天使と悪魔

第2章 出会いと再会

・北山side

「くっ…そ」

「ううっ、うっ、ヒクッ」

「ママン、ぎゅっ」



俺は、この時のことを一生忘れないだろう。

悪魔に陵辱され―

不本意ながらも子供を身ごもってしまった母親。

妻を汚されて更には、その

悪魔の子をも引き受けなければならなくなった父。



父「ママンは死んだ」

北「どーして、んなんでだよ クッ」

父「我々天使はな意に添わぬ子を宿し産むと、その命を落とすと言われている」



それだけデリケートで純粋な種族なんだと。



父「だからこそ護ってやらなければならないのだ」



一族を子や愛する者、仲間たちを。

この手で―



父「それが長の役目、分かるな?」

北「コクン この‥子は…ヒクッ‥どうなるんだわ」

父「護ってやろう、お前にとっては血が繋がった可愛い弟なのだから」






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