
天使と悪魔
第5章 訪れる慟哭
・藤ヶ谷side
野宿する場所を探し森の中をうろついていたら。
二「ふぇーん、道が分からないどっち行ったらいいんだよ」
橋「俺たち迷子になっちゃったの?」
二「わったー怖い助けて」
まだ、成長しきれていないガキが2人。
いや待て、あれってハッシーじゃん!
藤「お前らこんな所でなにやってるの」
とたんハッシーの瞳がキラキラと輝く。
橋「わっ、ガヤだぁー」
ギューッと抱きついて来るハッシー、その背中には。
藤「えっ?えぇーっ」
橋「ガヤ会いたかったよ」
おまっ…
橋「よし、ごっち達に知らせよう」
藤「なっ、一緒にいるの」
二「でも俺たち迷子だぜ」
はっ?つうか、こいつは誰
橋「そうだった アハッ」
藤「あはっじゃねぇ、どういうこと?」
そこで俺はハッシーと塚ちゃんが、自分と別れたあと
わたや五関と偶然に出会えたことを知る。
藤「わたも?わたもいるのか」
しかし戻る道が分からないというんだ。
おいおい…
藤「で、こいつは?」
橋「ニカだよ ニコッ」
藤「へっ?」
二「ニッカちゃんだよーん、んふっ」
藤「はあっ?」
“二階堂高嗣”初めて聞く名だ。
俺は、こいつがまさか北山の弟だとは思いもせず。
橋「お腹すいたぁー」
二「俺もー」
藤「よし、食いもん探しに行くか」
橋「うん」
二「おう」
タタタタタッ―
藤「ハッシーそっち行ったぞ」
橋「わわわっ、兎さん待ってぇーっ」
藤「ニカ!」
二「任せろガヤとりゃあ」
藤橋「あ…‥」
藤「おまえ何やってんだよ逃げちまったじゃん」
二「えへへっ、だって俺、狩りなんかしたことないもん」
藤「じゃ、いつもどうしていたんだ?」
二「ミツが持って来てくれたぁ ニコッ」
藤「ミ…ツ?」
二「俺の兄貴、んふふっ」
藤「ふーん」
兄貴ね…
それから釣りをしたり何かと頑張ったけどダメで。
周囲にあった木の実とかを食べ腹を満たしたんだ。
二「肉、食べてーなぁ」
藤「しょうがないだろ」
二「ガヤって意外と狩り、下手なんだな」
藤「悪かったな、チッ」
しなくても飯にはありつけていたんだよ。
長の息子だったから―
・
野宿する場所を探し森の中をうろついていたら。
二「ふぇーん、道が分からないどっち行ったらいいんだよ」
橋「俺たち迷子になっちゃったの?」
二「わったー怖い助けて」
まだ、成長しきれていないガキが2人。
いや待て、あれってハッシーじゃん!
藤「お前らこんな所でなにやってるの」
とたんハッシーの瞳がキラキラと輝く。
橋「わっ、ガヤだぁー」
ギューッと抱きついて来るハッシー、その背中には。
藤「えっ?えぇーっ」
橋「ガヤ会いたかったよ」
おまっ…
橋「よし、ごっち達に知らせよう」
藤「なっ、一緒にいるの」
二「でも俺たち迷子だぜ」
はっ?つうか、こいつは誰
橋「そうだった アハッ」
藤「あはっじゃねぇ、どういうこと?」
そこで俺はハッシーと塚ちゃんが、自分と別れたあと
わたや五関と偶然に出会えたことを知る。
藤「わたも?わたもいるのか」
しかし戻る道が分からないというんだ。
おいおい…
藤「で、こいつは?」
橋「ニカだよ ニコッ」
藤「へっ?」
二「ニッカちゃんだよーん、んふっ」
藤「はあっ?」
“二階堂高嗣”初めて聞く名だ。
俺は、こいつがまさか北山の弟だとは思いもせず。
橋「お腹すいたぁー」
二「俺もー」
藤「よし、食いもん探しに行くか」
橋「うん」
二「おう」
タタタタタッ―
藤「ハッシーそっち行ったぞ」
橋「わわわっ、兎さん待ってぇーっ」
藤「ニカ!」
二「任せろガヤとりゃあ」
藤橋「あ…‥」
藤「おまえ何やってんだよ逃げちまったじゃん」
二「えへへっ、だって俺、狩りなんかしたことないもん」
藤「じゃ、いつもどうしていたんだ?」
二「ミツが持って来てくれたぁ ニコッ」
藤「ミ…ツ?」
二「俺の兄貴、んふふっ」
藤「ふーん」
兄貴ね…
それから釣りをしたり何かと頑張ったけどダメで。
周囲にあった木の実とかを食べ腹を満たしたんだ。
二「肉、食べてーなぁ」
藤「しょうがないだろ」
二「ガヤって意外と狩り、下手なんだな」
藤「悪かったな、チッ」
しなくても飯にはありつけていたんだよ。
長の息子だったから―
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