天使と悪魔
第6章 奇跡を呼ぶ想い
・藤ヶ谷side
藤井「絶対に奴を中へ入れるんやない」
部落へ近づこうとしたら、弓矢が向かって来た。
藤井「俺らの長を護るんや」
そこへわた達がやって来て
宮「流星お前にトッツーは討てない」
藤井「くっ」
千「宏光の次に一族の中で信頼されているトッツーを本当に討てる?」
玉「お前らも、キッ」
一同「ギクッ」
玉「やれるわけ?」
その言葉に多くの天使たちが弓矢を下ろした。
なるほどね、そういう事か
戸「分かっているんだろ?本当は」
そこへトッツーが、静かに口を開く。
戸「今の北山に、あいつは必要なんだって」
藤井「そんな事はない兄貴がいれば大丈夫や」
玉「その兄貴がミツをあんなふうにしたんだろ」
宮「タマ落ち着いて感情的になったらダメだ」
玉「くっ、俊」
藤井「悪魔かてそれ以上に酷いことしてるやん、なんで兄ちゃんばっか責められるん?」
戸「責めてないよ」
藤井「責めてるやんか」
こいつ本当に兄貴のことが好きなんだな。
戸「俺はね分かって欲しいだけだよ」
藤井「何を?」
戸「悪魔にだって心はある傷つき泣き後悔することだってあるんだ」
藤井「だから?俺には関係ないわ、そんなこと」
千「じゃさ、宏光のことはどうなんだよ?」
藤井「えっ」
千「このままあの状態でいると死んでしまうんだぜ」
藤井「なっ、嘘や!?そんなの聞いた事あらへん」
宮「本当さ、俺らもさっき知った」
戸「心が壊れた天使は愛を失った悲しみで、自ら死を選ぶって」
藤井「そん…な」
千「いま宏光が必要としている、もっとも会いたいと思っている人は大倉くんじゃない」
玉「藤ヶ谷って人なんだ」
藤井「どうして、そんな事が分かるん」
戸「なら、会わせてみればいいだろ?そしたら分かる」
藤井「ふーん、じゃあもし違ったら俺の言うことなんでも聞くんやな?」
千「いいぜ」
藤井「えっ」
宮「流星、君が本当は俺達と仲良くしたいだなんて」
玉「みーんなとっくに気づいてるよ」
藤井「‥‥っ」
勝負あったな。
・
藤井「絶対に奴を中へ入れるんやない」
部落へ近づこうとしたら、弓矢が向かって来た。
藤井「俺らの長を護るんや」
そこへわた達がやって来て
宮「流星お前にトッツーは討てない」
藤井「くっ」
千「宏光の次に一族の中で信頼されているトッツーを本当に討てる?」
玉「お前らも、キッ」
一同「ギクッ」
玉「やれるわけ?」
その言葉に多くの天使たちが弓矢を下ろした。
なるほどね、そういう事か
戸「分かっているんだろ?本当は」
そこへトッツーが、静かに口を開く。
戸「今の北山に、あいつは必要なんだって」
藤井「そんな事はない兄貴がいれば大丈夫や」
玉「その兄貴がミツをあんなふうにしたんだろ」
宮「タマ落ち着いて感情的になったらダメだ」
玉「くっ、俊」
藤井「悪魔かてそれ以上に酷いことしてるやん、なんで兄ちゃんばっか責められるん?」
戸「責めてないよ」
藤井「責めてるやんか」
こいつ本当に兄貴のことが好きなんだな。
戸「俺はね分かって欲しいだけだよ」
藤井「何を?」
戸「悪魔にだって心はある傷つき泣き後悔することだってあるんだ」
藤井「だから?俺には関係ないわ、そんなこと」
千「じゃさ、宏光のことはどうなんだよ?」
藤井「えっ」
千「このままあの状態でいると死んでしまうんだぜ」
藤井「なっ、嘘や!?そんなの聞いた事あらへん」
宮「本当さ、俺らもさっき知った」
戸「心が壊れた天使は愛を失った悲しみで、自ら死を選ぶって」
藤井「そん…な」
千「いま宏光が必要としている、もっとも会いたいと思っている人は大倉くんじゃない」
玉「藤ヶ谷って人なんだ」
藤井「どうして、そんな事が分かるん」
戸「なら、会わせてみればいいだろ?そしたら分かる」
藤井「ふーん、じゃあもし違ったら俺の言うことなんでも聞くんやな?」
千「いいぜ」
藤井「えっ」
宮「流星、君が本当は俺達と仲良くしたいだなんて」
玉「みーんなとっくに気づいてるよ」
藤井「‥‥っ」
勝負あったな。
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