
泣かぬ鼠が身を焦がす
第2章 チーズの夢
久しぶり、で……気持ち……
小さく喘ぎ声を上げながら転がっていると、朝日がチカチカ目に入って眩しくて目を閉じた
目、閉じた方がやっぱり気持ちー
感覚が鋭くな、る……っ
「んん、んあ……あっ、はぁん……」
ぐちゅぐちゅゆってる……
ちんこもビンビン
夢中になって弄って、あと少しでイけるかも……って思ったその時
「何をしているんだ」
「!?!?」
突然声をかけられた
俺は慌てて身体を起こす
「杉田さん!!!!」
あれ!?
大石さんが言ってた時間より大分早いんだけど
「帰ってくるの早くない?」
「仕事が1つキャンセルに……って何故お前がそんなことを?」
「大石さんに聞いた」
杉田さんはチラッと机を見て「そうか」と呟く
「それで?何をしていたんだ?」
「えっ……何って、ナニ?杉田さんが、帰ってきたらすぐに俺のこと抱けるように解してたのー」
「抱く?俺が?お前を?」
意味がわからない、という顔をする杉田さんに俺は
「え、だって俺のことウリとして買ったんだよね?」
と聞いた
すると
「は?…………はぁ……」
固まって
ため息をつかれた
