
泣かぬ鼠が身を焦がす
第2章 チーズの夢
何!?なんでため息!?
「俺はお前の生活を保障してやるってだけで、性処理を頼んだわけじゃないぞ」
「えぇ!?なんで!?」
確かに女の人には困ってなさそうだけど!!
「じゃあなんで俺を買ったの!?」
「さっきも言ったが、保障してやるだけだ」
「保障ってなに?結局俺は何をそればいいの?」
「……」
む、なんで黙ってんだよ
「……自分で考えろ」
「はぁぁぁぁぁぁあ!?」
何それ!!!!
「俺なんでここにいるのかわかんねーじゃん!!せっかくアナル解してたのに!」
俺が手足をジタバタさせながら言うと、杉田さんは俺の股間をチラッと見て
「俺のために、と言う割には自分も気持ちよさそうだな?」
と言った
「うっ……でも、だって……仕方ないじゃん……」
「何が仕方ないんだ?」
「……」
身体売って生きてたんだし
それ以外に生きる術なんてなかったんだよ
とは、言いたくても言えない
杉田さんには全然関係ないことだし
俺が黙ると、杉田さんはまたため息をついた
「はぁ……仕方ないな」
「え!?ちょ、わわっ……」
そして杉田さんはベッドの上に座り、膝の上に乗せる
