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泣かぬ鼠が身を焦がす

第4章 隠した爪に刺される


スーツもすぐに元の綺麗な形に戻す


戻るのはやすぎっ

まぁ、アフターケアとかして欲しいわけじゃないんだけどさぁ
賢者タイムとかないわけ?


「では、本日はこれで失礼いたします」
「……はぁい」


えーほんとに出てっちゃった

って、あれ?
本日「は」?

毎日シてくれんの?
俺としては有難いけど

てか俺もあんまりノロノロしてる場合じゃないわ
茜さん来る前にシャワー入んなきゃ

もったいないなぁ
もうちょい余韻に浸ってたい気持ちもあるのに
ま、明日もあるみたいだし?いっか


ちんたらしてる時間はないから、俺はささっと立ち上がってバスルームに向かった


24時間風呂って本当好き


なんて考えながらのんびりお風呂に入って上がると、丁度茜さんが入ってきたところ


「ノラ!おはよう。シャワー浴びてたんだね」
「おはよう茜さん。今日のご飯何〜?」
「今日はフレンチトーストだよ〜」
「やったぁ」


あぁ、超和む


朝から気持ちいいセックスにあったかいお風呂
さらに美味しいご飯
なんて良い所なんだ


死んでないと思ってたけど実は死んでて、ここが天国なのかも


「おいひい〜」


まぁ、部屋にはいっつも1人なんだけどね

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