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泣かぬ鼠が身を焦がす

第5章 猫の前の


ぶちゅるるる、と変な音が聞こえて視線を動かしたら、俺の股間にローションが垂らされる音だった


慣らすのもめんどくせーって?
ひっどーいさいてー


思ってもないこと考えて、1人で笑う


「ふふっ……」
「?」


こんなこと考えてられるくらいにはよゆーってこと


レイプだ!いやー!
なんて、思うわけねーじゃん

むしろこっち来てから優しく抱いてもらいすぎて物足りなかったっつの


アナルに指を突っ込まれてぐりぐりと前立腺を押し込まれる


「んあ、あ……っ、ふ……」
「……挿れますよ……」
「ぅ、ん……んんあぁっ」


そして慣らすのもそこそこにさっそく奥まで突っ込まれた


最近毎日この人としかセックスしてないから、すっぽりだわ
形覚えてる


がつがつ腰振られて、玉が俺に当たる音が響く


「ぅあ、あっ、あん!……ぅう、あっ……!!」


伊藤さんの頭が俺の首筋に下りてきて、鎖骨にがりっと噛みつかれた


痛い
気持ちいい

あーーイイ

イ……きそ………


もう少しでイく、とアナルを締めたその時
バァン!!!と大きな音を立てて扉が開いた


「何してるんだ!!!!!」

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