
泣かぬ鼠が身を焦がす
第5章 猫の前の
俺が変に動いたからか、杉田さんは俺を引き寄せるように抱き締めた
その時の、親指が!!!
俺の乳首押し込んで!!!
「……ん、ふ……ぅ……」
やめて
ほんと、まじで
あっ、待って撫でないで!
も、だめ勃つ
こんなに人と密着した状態でオナるわけにもいかないのに!!
うぅぅぅぅぅ
アナルがひくひく動いてる
挿れて欲しいってゆってる
でも……うぅ
俺はとにかく眠ろう、心頭滅却すれば……と心の中で唱えながら果てしなく遠い朝を待った
小鳥の囀る声が聞こえて、カーテン越しに外が明るくなったのがわかると俺は神様っているんだと思った
あぁ、朝が来た!
太陽が眩しい……
そろそろ起こしてもいいかな
「杉田さん……杉田さん!」
「………………ん……なんだ……? ノラ……?」
「起きた?苦しいんだけど、離して」
寝起きでまだなんとなく反応の悪い杉田さんの手をぺちぺち叩きながら話しかけると、「あぁ、悪い」と手を離してくれた
股間が……い、痛い……
「おはよう、ノラ」
「……おはよ……」
頭をかしかし掻きながら身体を起こした杉田さんを恨めしい目で睨む
