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「？」


不思議そうな顔で俺を見た杉田さんの視線が下に移動していく


うわ、ちょっ
やばい


急いで隠したけど、間に合わなかったみたいでバレてしまった


「なんだ？朝勃ちか？」
「……っ」


こんのやろ……！！

元はと言えば


「杉田さんのせいじゃん！！」
「……俺の？」


しらばっくれやがって
許さん


「杉田さんが俺の性処理考えてくれるって言ってたのに何もしてくれねーから！」


それに


「ちゃんとしてくれてたら伊藤さんだってあんなことにはならなかっただろ！？」


苛立った感情のまま叫んだけど、杉田さんが気になったのは俺が言いたかったこととは別のことだった


「お前、静のことそんな風に考えてたのか？」
「……なんだよ……」


だって可哀想じゃん

俺に一目惚れなんて気が触れたとしか思えないけど、あんな事になったのは俺のせいもあるって思うし


「……」


ちょっと反省、と俯くとベッドが軋んだ音がした


「……何？こっち近づいてきて……」
「ん？ノラはいい子だなって思ってな」
「はぁ？馬鹿にしてんの？」
「純粋に褒めてるだろうが」


上から目線なのが気にいらねーんだよ！