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泣かぬ鼠が身を焦がす

第1章 濡れ鼠


あーーーっもう!!
面倒くせえな!!!!


「家なんかねぇよ!!!」
「家がない?」


なに驚いた顔してんだ
世の中にはこういう人種もいんだよコノヤロ


「そ。ホームレス。っても、昨日からだけど」
「……どういうことだ?」


全くわかってねーって顔だな
ま、仕方ないか?
こっちとは無縁そうだもんなぁ

じゃあ社長さん
一宿一飯の恩義だ


「教えてやるよ?」


社会勉強といこうぜ


「ぅ、わ!?なんだ!?」


社長さんをベッドに引き込んだ俺は、スーツのベルトに手をかけた


んー……ダンヒル?
流石だねぇ

見たことない型だしオーダーメイドかなぁ


「おい……!?何をする!?」
「まぁまぁ、時間ないんだろ?黙って見てなさい」


素早くスーツの前を寛げると、スーツに負けず劣らずの高級下着が現れる

それをずり下げるのは協力してくれなそうだから諦めて、隙間からブツを取り出した


「デカ……こんなんじゃ女の子引いちゃうでしょ……」
「う、うるさい……!!そこを退け!」
「何言ってんの。これかられひょ、んむ……ん……」
「!? ぅ、あ……!?」


あーー……ははっ
驚いてる驚いてる

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