
泣かぬ鼠が身を焦がす
第36章 一生添うとは
そして、限界まで高まってた俺はそんなことされたらもう我慢なんてしてられなくて
「も、だめ……イ、く……っ、いく、いく……っあぁぁあ……あ……!!!」
俺は拓真さんに強く抱き締められながら拓真さんと俺の身体の間に射精した
や、ば……い
拓真さんのお腹までべたべたになっちゃったかも
と思ったのも一瞬で、拓真さんはすぐにピストンを再開する
「あ……!? ま、待って! 今イったばっか……っあぁ、ん……んっ」
「悪いが……っ、それは聞かない……く、出すぞ……!」
けど拓真さんも俺と同じで限界は近かったらしくて、すぐに俺の中に射精した
お腹の中がじんわりとあったかくなる
あーあ
俺が女だったら拓真さんの子供妊娠出来たのに
そしたら拓真さんのこと縛れたのに
なんて危険な考えを抱いていると、拓真さんが俺をベッドの上に寝かせてくれた
久し振りのベッドの感触に、睡魔がやってくる
気持ちよく眠れそう
うとうとしていると、拓真さんが「ふー……」と息を整えてから俺にキスをした
「ん、ん……んむ、む……」
でもそのキスが明らかにセックスの余韻でするものじゃない雰囲気で、意識がはっきりしてくる
