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短編集

第3章 王子 × 奴隷

そんな後ろ姿を見送ってため息をつく。






なんだってあんな格好になるんだ....




この城で使用人として働くなら外見はともかく教養も身につけさせねばならない。





なのにシャンスは一言も話さねーし....







これからの育て方について色々と悩みそうだ.....












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「リン様、整いました。」


「アレイか、ご苦労だった。」




「寝所での服がないようでしたので至急取り寄せますが。」


「しばらくは俺のでいい。あとは頼む。」



「承知しました。シャンス、来なさい。」









アレイが立ちそう言うと、寝所の扉の向こうに小柄な影が見える。

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