テキストサイズ

短編集

第4章 ヤクザ×学生2

いつ出てくるんだろう?





最近の僕の思考はただそればかり。







早く会いたい、会って確かめたい。










この二年間、龍牙さんに思われていたのは僕だって。










「楽しみだなー。」
















その時だった。











「んっ!?!?」




視界に黒い布が映り、そのまま口元を強い力で抑えられる。







「ヒロ、ただいま。」








懐かしい声を聞きながら自分の力が抜けていくのを実感する。






ヤバイ、オチる。









次の瞬間僕の腕はだらりと下がり、意識を失った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ