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[現代版] 天使と悪魔

第8章 それぞれの想い

・横尾side

想像以上に凄まじい、その状況に俺も宮田も絶句した

太輔はミツの目の前で命を落としたのか。

だとしたら―

あいつらがその記憶を取り戻したとき、必ず傍にいてやらないと。

どれだけショックを受けるかしれない。



宮「横尾さん俺、今日からずっとタマんちで寝泊まりしてい?」



片時も離れず傍にいてやりたいんだと宮田は言う。



宮「横尾さんだって今すぐにでもガヤさんの傍へ飛んで行きたいって顔してるじゃん」

横「ふっ、好きにすれば」



どうせ、ダメだと言っても聞かないんだろうしさ。



宮「タマ行こ ニコッ」

玉「俊」

宮「俺は、もう絶対タマの傍から離れたりしないよ」

玉「うん、フッ」



ガチャ、バタン!

それに、情緒不安定な今の裕太を支えてやれるのは、あいつしかいないと思う。

ミツは、まだ何も知らないんだから。

ってか、これからどうしよ

ミツと内がいるはずの家が燃えているのを裕太が気づいたとき。

なぜ屋良さんと亮太が家の前にいなかったのか?

それは、あの2人が全ての記憶を取り戻さない限り、知ることが出来ない。

五関と江田ちゃん、大倉や流星・子供たちの行方は?

そして、内―

あいつは確実に北山の最期を見ているはずだ。

が、トルルルー

一体どうしたっていうんだよ屋良さん。

肝心な時に連絡が取れないだなんてさ。

そんな状態に歯痒い思いをしながらも。

12月は過ぎて行き―

俺達は年末から年始に掛けてのテレビ番組の収録や。

年明け後に行われるファンとのイベントの準備に追われていた。





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