
[現代版] 天使と悪魔
第8章 それぞれの想い
・玉森side
その日、俺は久々に宮田を連れ実家へと帰っていた。
あのとき2人に全てを話し
毎日見ているイヴとの夢が実際、自分たちの身に起きたことだったんだって。
やっと認めることができ。
でも、かえって今度は頭の中が疑問だらけになっちゃってさ。
あれ以来、俺んちで居座り続けている宮田。
母「あら宮田くん、いらっしゃい ニコッ」
宮「おじゃましまーす」
イヴに会わせてみると。
“クゥーン、クンクン”
まるで話しかけるみたいに傍へ寄って行き。
宮「そうか、そういうことだったんだ」
玉「えっ、なにイヴの言っていることが分かるの?」
宮「なんとなく、フッ」
玉「どういうこと?」
そしたら驚くようなことを言ってさ。
宮「イヴは、あの時の精霊だったんだよ」
イヴが精霊さん?
宮「ありがとう俺の頼みを聞いてくれたんだね」
“ワンッ、ワンワン”
頼み?
宮「だから、ずっとタマの傍にいてくれたんでしょ」
そのとき俺は前世の宮田が話していた泉にいるという精霊のことを思い出す。
えっ、イヴが…
玉「ねぇ俊」
宮「んっ?」
だから、思いきって聞いてみたんだ。
玉「おまえ自分が最期どうなったのかを知っているんだよな」
宮「うん」
玉「どうして?」
宮「えっ」
玉「なんで思い出すことが出来たわけ?」
宮「それは」
玉「教えて俺も知りたい」
宮「なにを?」
玉「宮田が何を抱え悩み、独りで苦しんでいたのか」
宮「タマ」
玉「もしかしたら、互いの記憶が甦った時それは苦しみじゃなくもっと強い絆になるのかもしれないし」
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その日、俺は久々に宮田を連れ実家へと帰っていた。
あのとき2人に全てを話し
毎日見ているイヴとの夢が実際、自分たちの身に起きたことだったんだって。
やっと認めることができ。
でも、かえって今度は頭の中が疑問だらけになっちゃってさ。
あれ以来、俺んちで居座り続けている宮田。
母「あら宮田くん、いらっしゃい ニコッ」
宮「おじゃましまーす」
イヴに会わせてみると。
“クゥーン、クンクン”
まるで話しかけるみたいに傍へ寄って行き。
宮「そうか、そういうことだったんだ」
玉「えっ、なにイヴの言っていることが分かるの?」
宮「なんとなく、フッ」
玉「どういうこと?」
そしたら驚くようなことを言ってさ。
宮「イヴは、あの時の精霊だったんだよ」
イヴが精霊さん?
宮「ありがとう俺の頼みを聞いてくれたんだね」
“ワンッ、ワンワン”
頼み?
宮「だから、ずっとタマの傍にいてくれたんでしょ」
そのとき俺は前世の宮田が話していた泉にいるという精霊のことを思い出す。
えっ、イヴが…
玉「ねぇ俊」
宮「んっ?」
だから、思いきって聞いてみたんだ。
玉「おまえ自分が最期どうなったのかを知っているんだよな」
宮「うん」
玉「どうして?」
宮「えっ」
玉「なんで思い出すことが出来たわけ?」
宮「それは」
玉「教えて俺も知りたい」
宮「なにを?」
玉「宮田が何を抱え悩み、独りで苦しんでいたのか」
宮「タマ」
玉「もしかしたら、互いの記憶が甦った時それは苦しみじゃなくもっと強い絆になるのかもしれないし」
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