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[現代版] 天使と悪魔

第8章 それぞれの想い

・横尾side

屋「二階堂から話しは聞いた、あのふたりデキてしまったんだってな」

横「あ、まぁ」

屋「お前の用事って、その事だったんだろ」



違います、ハァ!



屋「なら問題ない」

横「???」

屋「俺も亮太も仲良く」



ちょーっと待って下さい、屋良さん。



横「まさかしちゃったなんてこと?亮太と」

屋「あっ、まぁー別にいいだろ前世のときと違い俺らは悪魔同士じゃなく男同士なんだからマズくはないとは思うが ハハッ」



そういう事を聞きたいわけじゃないです。



横「はぁ」

屋「どうした?」



どうしたもこうしたも。



横「俺が連絡を取りたかったのはそんなことじゃなくて」

屋「違うの?」

横「あのですね、よく聞いて下さい」

屋「あぁ」

横「実は、この間の少クラの収録のあとエビの楽屋でトッツーが」



が、そのことを話すと。

携帯の向こうにいる、屋良さんの様子が一変する。



横「それから裕太が」



加えて、タマの話しをしたとたん。



屋「分かった内には俺から連絡しとく今度の週末にでもみんなで集まろう」

横「屋良さん」

屋「俺もお前らに話したい事があるし多分、内もな」



やっぱり2人とも何か俺達に隠している事があったってわけか。

じゃなければ、どう見てもおかしい内の行動。

いくら、前世の記憶を取り戻したからといって。

あそこまでミツにベッタリくっつくには何か他に理由があってのことだろう。

お前、もしかして既に最期まで思い出してるんじゃないのか?

屋良さんもその言葉を聞いて思う。





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