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[現代版] 天使と悪魔

第11章 記憶の欠片

・藤ヶ谷side

横「まさか思い出した途端にもう狙ってるんじゃないよな?ニヤッ」

藤「えっ、あ、はあっ?」

横「回りくどい聞き方はしない、どこまで思い出してる?」

藤「思っ…て‥」

横「俺と宮田、裕太に屋良さんは自分の最期まで知っている。それから」

藤「ちょ、ちょーっと待ってくれ わた」

横「悪いが、そんな悠長な暇はない事はもう既に起き始めているんだ」



こと?ことってなんだよ、一体。

初めは訳が分からなかった

だが健永やニカ、塚ちゃんに五関。

内を含む関西の連中など、ハッシーまで。

みんな自分より先に前世の記憶を取り戻していたことを聞き。

声が出ないほど驚いてしまう。



横「あいつらの記憶など、詳しいことについては2人っきりのときに話す」



ただ、北山に危険が迫っていることだけはハッキリと分かったんだ。



横「まっ、すぐには頭の中が整理つかないだろうけどさ」

藤「護ってみせる」

横「太輔」

藤「こいつは俺の命、絶対に手出しはさせない」

横「当たり前だ」



しかし、みんなよりも一歩どころか。

二歩三歩も遅れを取ってしまっていた俺は。

この後パニックに陥ってしまってよ。



横「あと、郁人も思い出しているぞ」

藤「それ本当?」

横「あぁ、トッツーはまだだけど」

藤「んっ?」

横「いや、なんでもない。とにかく内と協力してミツを絶対に独りにするな」

藤「分かった」



現状を理解するのに、それなりの日を要してしまったんだ。

その間、トッツーと郁人が益々。

追い込まれて行ってしまっていた事に気づかないまま





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