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[現代版] 天使と悪魔

第12章 勇気と決意

・北山side

だが横尾さんは―

そんな俺ら3人のことなど全く気にもせず。

サッさと水着を履いてしまい。

うーん…

それを見て自分なりに自己解決するしかなく。

あいつまで履くって事は、なるほどここはそういう所なんだな。

うんそう思っておけばいいわ。

気にしててもキリないし、んじゃ履くべ。



内「藤ヶ谷、しっかり隠せそれじゃあ高さが上すぎや」

藤「わっ、悪い」

北「別に隠さなくても」

内藤「そうはいかねんだよ」

北「???」



あっそ。

―が、履き終わるまで必死に俺の下半身をバスタオルで隠してる。

この2人にはやっぱり意味フだったけどな。

それから―

身体を洗うときも、湯船に浸かっているときも。

サウナの中へ入っても。



北「なぁ?お前らくっつき過ぎじゃね」

内藤「そんなことはない」

北「‥‥‥」



両脇にベッタリと離れずにいる内と藤ヶ谷。

ふと見るとタマは、宮田と仲良くやっているし。



北「あぁーつまらね」

内「なんや北山、俺ら2人とじゃ不服か?」

北「そうじゃねっけどさ」

藤「ならいいじゃん、なぁ内?俺達はこうしていたいんだからさ」

内「そうそうって藤ヶ谷、ドサクサに紛れ触ってるんやない」

藤「ちょーっと足に、手を置いただけだろ」

内「それでもダメや、まだ禁止ゆうたやん」

藤「ったくわたも内も煩いな、いいじゃんか別に少しくらいは」

内「アカンもんはアカン」

北「???」



はぁー

そんな状況を何故だか笑いながら見ている横尾さん。

俺は思ったよ。

暫く、こいつらとは来ないって。

これじゃ寛ぐことも出来ないもん。

裸の付き合いは当分お預けにする…

その意味を知らないまま。





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