
[現代版] 天使と悪魔
第14章 慟哭の記憶⑤
・屋良side
ちょっと待て。
それって、おかしいんじゃないか?
俺に話した事とつじつまが合わないぞ。
屋「横尾、おまえ俺に嘘をついてたな」
自分は、他の連中みたいに仲間の死に際を見ることなく命を落とした。
そう言ってただろ?
横「別にそんなんじゃないですよ屋良さん」
屋「じゃなんだっていうんだ?説明してくれ」
ニ「俺も変に思った」
横「なにが?」
ニ「わったーは自分の最期を思い出したとき薮と流星たちが一緒にいる姿を見たってそう言ってたじゃん」
千「あっ、確かに」
宮「横尾さんもしかして」
玉「なに宮田?」
宮「いや俺が自分の最期を思い出したときタマがそれを知って悲しむ姿を見たのと同じに横尾さんも」
横「その通り、フッ」
五「自分が死んだ後のことだと、思い込んでいたってわけ」
横「まぁーな、フッ」
塚「それが、記憶と照らし合わせてみたら違うことに気づいた」
屋「つまりは記憶の中での日にちや時間の感覚にズレが生じていただけだと言いたいんだ」
横「はい、フッ」
だが…
屋「死に際を見ることなくこれについては」
横「実際、見ていないんで」
屋「んっ?」
藤「なぁもうちょっと分かり易く話してくれない」
千「頭の中がこんがらがって来た、ハァ」
山「ほんと」
横「あはっ、悪い」
言えてる、こりゃあ参った
横「実は怪我をした後から意識を取り戻すまで俺は、自分が何処でどんな状態だったのか知らないんだ」
五「トッツーに刺されてからってこと?」
塚「横尾が言っていた共通点ってこのことだったんだね」
横「あぁそのあと何日意識がなかったのかも分からない気がついたら」
塚「目の前に五関がいた」
なるほど。
・
ちょっと待て。
それって、おかしいんじゃないか?
俺に話した事とつじつまが合わないぞ。
屋「横尾、おまえ俺に嘘をついてたな」
自分は、他の連中みたいに仲間の死に際を見ることなく命を落とした。
そう言ってただろ?
横「別にそんなんじゃないですよ屋良さん」
屋「じゃなんだっていうんだ?説明してくれ」
ニ「俺も変に思った」
横「なにが?」
ニ「わったーは自分の最期を思い出したとき薮と流星たちが一緒にいる姿を見たってそう言ってたじゃん」
千「あっ、確かに」
宮「横尾さんもしかして」
玉「なに宮田?」
宮「いや俺が自分の最期を思い出したときタマがそれを知って悲しむ姿を見たのと同じに横尾さんも」
横「その通り、フッ」
五「自分が死んだ後のことだと、思い込んでいたってわけ」
横「まぁーな、フッ」
塚「それが、記憶と照らし合わせてみたら違うことに気づいた」
屋「つまりは記憶の中での日にちや時間の感覚にズレが生じていただけだと言いたいんだ」
横「はい、フッ」
だが…
屋「死に際を見ることなくこれについては」
横「実際、見ていないんで」
屋「んっ?」
藤「なぁもうちょっと分かり易く話してくれない」
千「頭の中がこんがらがって来た、ハァ」
山「ほんと」
横「あはっ、悪い」
言えてる、こりゃあ参った
横「実は怪我をした後から意識を取り戻すまで俺は、自分が何処でどんな状態だったのか知らないんだ」
五「トッツーに刺されてからってこと?」
塚「横尾が言っていた共通点ってこのことだったんだね」
横「あぁそのあと何日意識がなかったのかも分からない気がついたら」
塚「目の前に五関がいた」
なるほど。
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