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・横尾side

それは、一通り話しを終えた俺達が。

それぞれの記憶を感慨深く振り返りながら。

思い思いに浸っていたときだった。

ピンポーン！

チャイムの音が誰かが来たことを知らせ。



塚「はっ、ハッシー!?」



ドアを開けた、塚ちゃんの叫び声に全員が一斉に固まってしまったのは。



五「えっ良亮だって今日は来れないって言ってたじゃん」



そうハッシーは用事があるとかで欠席するむねを五関たちから聞いていた。

が、続けざま。



塚「どうして、こいつらを連れて来たんだよ!?」



こいつら？誰かと、一緒なわけ。



橋「みんなも一緒に来たいって言うから」

塚「だからってなぁ」

橋「屋良さん上がるねぇ」

塚「ちょ、おい」

４人「おじゃましまーす」

塚「まっ、待ててお前ら！勝手に入っちゃダメだってば」



なにそんなに慌ててるんだ



橋「あっ、いたいた！やっほーみんな ﾆｺｯ」



しかし目の前に現れた５人の姿に、俺達も呆然としてしまう。



玉「どういうこと？」

藤「お前ら、なんで」

安井「パパ記憶を取り戻せたんだね良かった」

藤「へっ？」

松島「ママン、僕だよ分かる？」

千「松島聡…だろ」

松島「ママンの子の聡だよほらよく顔を見て」

千「…うっそ‥ホントに」

二「えっ、ちょっと待ってマジでか!?」

松島「パパ ﾆｺｯ」

二「えぇーっ」

岸「藤…ヶ谷くん」

藤「岸優太？えっとーなにどうしたの」

安井「分からない？」

藤「なに…が‥」

岸「物心ついたとき、僕には祐惺兄ちゃんしかいなかった」

藤「ちょ、ちょーっと待て何を言い出し」

岸「自分の親の顔すら知らず、ｸｯ」

藤「えっ」

岸「会いたかった会いたかったよパパ、ぎゅっ」



いったい何が起こっている





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