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・藤ヶ谷side

目の前で魔王の体内へ引きずり込まれてく北山。



藤「北山、北山あぁ、よせやめろおぉーっ」

北「藤ヶ谷あぁーっ」



頼む、よしてくれ！ｸｯ



安井「何があったのパっ、はっ、ママン、ママーン」

塚「祐惺、ギュッ」



そこへ、安井たちが戻って来て。



安井「放して塚ちゃんママンがママンがぁーっ」

岸「うっ…そ‥嫌っ…嫌だあぁーっ」

五「岸、柊陽！ギュッ」

岸「ママン、僕のママンが死んじゃうよぉー」

石垣「なんだ、あの化け物は」

江田「あれが、魔王」

後藤「えっ？」

岩橋「こんなのってない」

神宮寺「これじゃあの時と同じゃないかぁ」

林「あのとき？」

神宮寺「祐惺が燃える部落を見て、どれだけショック受けたか！なのに ｸｯ」

安井「ママーン！」

岸「うっわあぁーっ」



祐惺、柊陽、くっそぉー

後ろから聞こえてくる我が子２人の泣き叫ぶ声に。

俺の心も絶望感に打ちひしがれてく。



安井「パパあぁ、ママンを助けてぇ」

岸「助けて…パパ‥ﾋｸｯ」

安井「ううっ、うっ」

岸「祐惺兄ちゃーん」

安井「柊陽あぁ ﾋｸｯうっ」



そして、この騒動で次から次へ集まって来る出演者達



滝「北山！」

薮「宏光！」

阿部「北山くん！」

岩本「あり得…ない‥」

深澤「こっちでこんなことが起きるだなんて」

渡辺「信じられないよ」

宮館「嘘だろ！」

佐久間「マジか!?」



ドタドタドタ！

あげく何処にいたのか足音と共にやって来た数人のJr.連中。

その中に―



横「瑞稀！」

井上「パパ」

薮「えっ？瑞稀」

井上「ママン」





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