
[現代版] 天使と悪魔
第21章 空回りする心
・藤ヶ谷side
不気味なほど静まりかえっている演舞場。
時計の針はずっと同じ場所を差したまま。
そんな中―
俺と内は、みんなが周辺の探索をしに行っている間。
寝ているひろと、こいつの楽屋で待機していたんだ。
内「よく眠っているみたいやな、フッ」
けど、暫くすると内は出て行き。
それから数分後ひろが目を覚まして。
しかし、ドンッ!
藤「ひろ?」
北「悪い」
あれは、一体どういう意味だったのか?
“独りにして欲しい”
そう言われ廊下に出たものの。
気になってそこから離れることが出来ずにいると。
内「どないしたん藤ヶ谷?中にいなくてもええんか」
部屋の前で立ち尽くしている俺に内が声を掛けて来てよ。
藤「まぁ」
内「やっと北山とラブラブできるんやろ、これからは薔薇色やん」
藤「それがそうはいかないみたいでさ」
内「どういうこと?」
藤「実は」
すると話しを聞いた内が。
内「あいつの中にあるトラウマって、なんだか分かるか?」
藤「えっ」
内「おまえを失うことや」
そう言って。
内「怖いんやろな北山は、また同じ事になってまうのが」
藤「だから俺を受け入れられない」
内「多分そんなとこやろ、心は充分にホレてると思う覚醒したとき藤ヶ谷の腕の中へ飛び込みキスした姿を見れば誰だって分かるわ」
そうなのか?ひろ。
内「でも眠りから覚めて、ふと我に返ったらあの時の悲しみと恐怖がドッと押し寄せて来たんやろ」
藤「俺はどうしたらいい」
内「待つんや、あいつかてお前を求めているはず必ずきっとそのときが来る待ってやれ藤ヶ谷、北山の気持ちが落ち着くまで」
そうだな、フッ!
内「しかしそんな精神状態じゃ親子の対面をするのは無理かもしれへん」
藤「安井と岸は?」
内「皆とおる、そやお前も行って来たらえぇ」
藤「どこへ?」
内「北山がまだ寝てるかもしれへんからって、戻って来た連中を含めみな2階のロビーに、これからのことを話し合うゆうてな」
藤「でも」
内「あいつのことなら心配せんでも俺が代わりに見てる、ついでに話しもしてみるし」
藤「分かった、じゃ頼む」
内「任せとき」
それから、内は部屋の中へ俺は2階ロビーへと向かった。
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不気味なほど静まりかえっている演舞場。
時計の針はずっと同じ場所を差したまま。
そんな中―
俺と内は、みんなが周辺の探索をしに行っている間。
寝ているひろと、こいつの楽屋で待機していたんだ。
内「よく眠っているみたいやな、フッ」
けど、暫くすると内は出て行き。
それから数分後ひろが目を覚まして。
しかし、ドンッ!
藤「ひろ?」
北「悪い」
あれは、一体どういう意味だったのか?
“独りにして欲しい”
そう言われ廊下に出たものの。
気になってそこから離れることが出来ずにいると。
内「どないしたん藤ヶ谷?中にいなくてもええんか」
部屋の前で立ち尽くしている俺に内が声を掛けて来てよ。
藤「まぁ」
内「やっと北山とラブラブできるんやろ、これからは薔薇色やん」
藤「それがそうはいかないみたいでさ」
内「どういうこと?」
藤「実は」
すると話しを聞いた内が。
内「あいつの中にあるトラウマって、なんだか分かるか?」
藤「えっ」
内「おまえを失うことや」
そう言って。
内「怖いんやろな北山は、また同じ事になってまうのが」
藤「だから俺を受け入れられない」
内「多分そんなとこやろ、心は充分にホレてると思う覚醒したとき藤ヶ谷の腕の中へ飛び込みキスした姿を見れば誰だって分かるわ」
そうなのか?ひろ。
内「でも眠りから覚めて、ふと我に返ったらあの時の悲しみと恐怖がドッと押し寄せて来たんやろ」
藤「俺はどうしたらいい」
内「待つんや、あいつかてお前を求めているはず必ずきっとそのときが来る待ってやれ藤ヶ谷、北山の気持ちが落ち着くまで」
そうだな、フッ!
内「しかしそんな精神状態じゃ親子の対面をするのは無理かもしれへん」
藤「安井と岸は?」
内「皆とおる、そやお前も行って来たらえぇ」
藤「どこへ?」
内「北山がまだ寝てるかもしれへんからって、戻って来た連中を含めみな2階のロビーに、これからのことを話し合うゆうてな」
藤「でも」
内「あいつのことなら心配せんでも俺が代わりに見てる、ついでに話しもしてみるし」
藤「分かった、じゃ頼む」
内「任せとき」
それから、内は部屋の中へ俺は2階ロビーへと向かった。
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