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・五関side

五「お前も大変だな ｸｽｯ」

ニ「おっ、俺は別に」

千「そう仕込んだのはニカだからね､ﾌﾌｯ」

ニ「もうやめろって」

山「２人ともラブラブなんだ ﾌﾌｯ」

千「亮太は？」

山「もちろん負けてはいないよ、ねっ？屋良にぃ」

屋「まぁーな、ﾌｯ」



そんなカップル連中の会話を聞きながら。

俺は沙耶のことを思い浮かべていた。

と、そのとき。



内「そろそろや、屋良さん覗いてみてくれへんか」

屋「んっ？あぁ分かった」



内が割って入って来て。



屋「見えた」

宮「えっ、何が？」

屋「藤ヶ谷だ」

玉「ガヤがどうかした？」

内「様子はどう？」

屋「横尾、行ってやった方がいい」

横「どういう意味です屋良さん？」

内「触ったんや北山のネックレスに」

横「なに！」



ダッ―

とたん、慌てて部屋を飛び出してく横尾。



玉「わた、待って」

薮「渉！」

宮「俺らも行くから」



続けて薮、二階堂に千賀・玉森・宮田。

屋良さんや亮太・内そこにいた全員が飛び出していき

あの２人がいる楽屋の中へ入ったら。



藤「くっ、うっわあぁー」

横「太輔！」



急いで藤ヶ谷の身体を抱きしめる横尾。



藤「…あぁ‥俺は…俺‥」

横「しっかりしろ大丈夫だから」

藤「わた」

横「落ち着け、みんな傍にいる心配はいらない」



良かった間に合って。

とたん驚いたような表情をしたもののホッとした顔をする藤ヶ谷。

そして―



内「これで俺も北山の最期をみんなに話せるわ」



内の言葉に周囲は緊張感に包まれる。

とうとう、こいつの最期が明らかになる時が来たんだ

誰もが神妙な顔つきで次の言葉を待っていたのは言うまでもない。

その眠っている顔を見つめながら。





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