
[現代版] 天使と悪魔
第22章 慟哭の記憶⑥
・横尾side
俺達はこの日を迎える為に今日まで来たようなものだった。
内「まずは藤ヶ谷から話せ順序で言ったら、その方が先やしな」
確かに―
そこにいた誰もが内の言葉に頷く。
藤「分かった、じゃ」
―が、話し始めようとした途端に。
安井「待って下さい」
岸「僕達にも聞かせて貰えませんか」
とつぜん、安井と岸が飛び込んで来て。
屋「お前ら、どうして」
あげく、その後ろには。
橋「俺からもお願いします2人にも話を聞かせてやって下さい」
ハッシーまでも、いるじゃないか。
屋「どういうことだ」
内「なぜ分かったんや」
橋「すみません俺がみんなの様子を伺っていたんです」
ちょ待て、つまりはあれか
内「盗み聞きしてたゆうんやな」
橋「はい」
五「良亮!」
橋「でも安井と岸の気持ちを知ったら」
2人の気持ち?
屋「手を貸してやりたくなった、フッ」
橋「そうです」
屋「どうする内?」
内「お前らにはショックが強すぎると思うんやが」
安井「それでも」
岸「知りたいんです」
自分たちの親の最期を何故
屋「理由は?」
安井「必要ですか?自分の親のことを知るのに」
岸「なければ知ってはいけないと?」
屋「そういうわけじゃない参ったな」
内「しゃあない、フッ」
屋「内…」
内「どうせ言っても聞かんのやろ」
安岸「はい」
はいって、お前ら。
屋「分かった、フッ」
安岸「ありがとうございます」
屋「ただし、辛くなったら耳を塞げよ」
安井「大丈夫です」
岸「僕達ちゃんと最後まで聞いてますから」
そんな2人の様子を不安げに見つめている太輔。
屋「話してやれ藤ヶ谷それがこいつらの願いなんだ」
が、屋良さんに言われ重い口を開く。
藤「俺とひろはあのとき」
話しは部落が襲われたときにさかのぼる。
藤「とつぜん霧みたいなのに視界を奪われ気がつくとそこに飛ばされていたんだ」
屋「ダークの村にか」
藤「俺には聞こえなかったが、そのとき」
ミツがトッツーの声を聞いたという。
戸「早く逃げるんだ北山、早く」
それで東へ向かったと。
・
俺達はこの日を迎える為に今日まで来たようなものだった。
内「まずは藤ヶ谷から話せ順序で言ったら、その方が先やしな」
確かに―
そこにいた誰もが内の言葉に頷く。
藤「分かった、じゃ」
―が、話し始めようとした途端に。
安井「待って下さい」
岸「僕達にも聞かせて貰えませんか」
とつぜん、安井と岸が飛び込んで来て。
屋「お前ら、どうして」
あげく、その後ろには。
橋「俺からもお願いします2人にも話を聞かせてやって下さい」
ハッシーまでも、いるじゃないか。
屋「どういうことだ」
内「なぜ分かったんや」
橋「すみません俺がみんなの様子を伺っていたんです」
ちょ待て、つまりはあれか
内「盗み聞きしてたゆうんやな」
橋「はい」
五「良亮!」
橋「でも安井と岸の気持ちを知ったら」
2人の気持ち?
屋「手を貸してやりたくなった、フッ」
橋「そうです」
屋「どうする内?」
内「お前らにはショックが強すぎると思うんやが」
安井「それでも」
岸「知りたいんです」
自分たちの親の最期を何故
屋「理由は?」
安井「必要ですか?自分の親のことを知るのに」
岸「なければ知ってはいけないと?」
屋「そういうわけじゃない参ったな」
内「しゃあない、フッ」
屋「内…」
内「どうせ言っても聞かんのやろ」
安岸「はい」
はいって、お前ら。
屋「分かった、フッ」
安岸「ありがとうございます」
屋「ただし、辛くなったら耳を塞げよ」
安井「大丈夫です」
岸「僕達ちゃんと最後まで聞いてますから」
そんな2人の様子を不安げに見つめている太輔。
屋「話してやれ藤ヶ谷それがこいつらの願いなんだ」
が、屋良さんに言われ重い口を開く。
藤「俺とひろはあのとき」
話しは部落が襲われたときにさかのぼる。
藤「とつぜん霧みたいなのに視界を奪われ気がつくとそこに飛ばされていたんだ」
屋「ダークの村にか」
藤「俺には聞こえなかったが、そのとき」
ミツがトッツーの声を聞いたという。
戸「早く逃げるんだ北山、早く」
それで東へ向かったと。
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