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[現代版] 天使と悪魔

第22章 慟哭の記憶⑥

・玉森side

横「トッツーが気が狂ったみたいになっていたのは、そのせいもあるだろう」



ハッ、そうか。



屋「横尾はそれで刺されたんだもんな」

安井「ううっ、僕さえ僕さえ、うああーっ」

北「祐惺、祐惺!」

安井「ママンごめんなさいパパぼく悪い子なんだぁ」

北「そんなことない」

藤「そうだ」

安井「郁祥…見捨てたの‥ヒクッ…化けもの‥怖くて逃げちゃって…うっわぁーん」

岸「‥‥っ」



なにそれ。



玉「言っていることがよく分からないよ」

屋「記憶の連鎖だ」

山「どういうこと屋良にぃ分かるように説明して」

屋「北山と藤ヶ谷の話しを聞き眠っていた記憶が甦ったんだろ」



脳がパッシンク状態となり

幼児の頃に戻ってしまっていると屋良さんは言う。



安井「うぇーん、ふっうっわあぁーん」



確かに今の安井は3歳児か4歳児みたいに見える。

俺達は途方にくれてしまった。

前世の親だったミツとガヤまでどうしていいか分からず。

その泣いている理由がハッキリと分からなくて。





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