テキストサイズ

[現代版] 天使と悪魔

第24章 闇からの脱出

・北山side

藤「で、どうだった男同士のセックスは」

北「きっ、聞くな」

藤「素直に言えって」



んだが終わって聞いて来た言葉がこれだわ。

太輔らしいと言えば、そうなんだが。

もちとムードある事が言えないのかってんだ。



藤「言わないなら、もう」

北「また意地悪か、しねぇって言ったじゃん」

藤「だってさ クスッ」



なんだっていうんだよ。

すると太輔はニヤッと嬉しそうな笑みを浮かべ。



藤「おまえ可愛すぎなんだもん、フッ」

北「んばか…んな事」



愛しすぎると苛めたくなるんだと言いやがって。

俺は、どう反応すりゃいいんだってば。

満面な笑顔を向ける自分の相棒を見ながらそう思う。



藤「だからもう1回しよ」

北「まっ、マジで言ってるのそれ?」

藤「嫌か?」

北「うっ」

藤「なわけないよな」



それでも―



北「うあっ、あっあっんっいっ、あっ、狂っちまう」



愛している、誰よりも。



北「ああ、もっ、あっ無理だってばぁーっ」



世界で一番、お前のこと。



藤「これが俺のひろへの愛だ、いっぱい感じろ」



いつまでもずっと。

その腕の中に抱かれていたいと。



北「かっ、感じてる、もう十分わかってるからよ」



そう思わずにはいられないほど幸せに満ちた一時だった。

そして二度目に果てたとき

ピカァーッ!

俺達は、眩いばかりの光りに包まれる。



藤「ひろ、これ」



やっぱり、こっちでもそうなるんだな。



北「また宜しく頼む太輔、今度は俺がおまえ護ってやるからよ、ニコッ」



絶対に―



藤「お互いにだろ」

北「んだな ニコッ」



こうして、1つに結ばれた俺たちは何事にも屈しないと心に誓い。

前を向いて共に歩いていく事になる。

前世のときより更に想いを強くし。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ