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・北山side

北「綺麗なブルーだな」

薮「って事はつまり」

屋「浄化したんだ」

横「‥‥っ」

内「五関お前がや」

五「俺…が‥」



あぁ、こいつの彼女を想う気持ちがきっと。



五「俺はただ沙耶とずっと離れずにいたい、そう思っただけさ」

内「それが全てを洗い流したんとちゃう？」



過去も今も―



屋「何を知っても揺るがなかったお前の愛が､ﾆｺｯ」

五「屋良さん」

内「これで、奴を倒せる」

藤「でも内この角どうやって使うんだよ」

内「ぁ…‥」



そうそれが分からなければ



屋「とにかく今後のことを含め皆で話し合おう」



俺たちは、また１つの場所へと顔を揃えた。

今度はタマや宮田も一緒に



玉「俺、感じたよ」

橋「俺も ﾆｺｯ」

宮「温かな気だった」

千「おう ﾆｺｯ」

二「あれが神の気ってやつなんだ」

塚「そうだね」

戸「北山」

北「んっ？」

戸「本当にそれであいつをやっつけることが出来るのかな？」

北「伝説で、言われている通りなら」

横「トッツー調子は」

戸「大丈夫、ただ」

河「こいつは俺が支える」

五「郁人」

河「お前に負けてれるか」

五「ふっ」

藤「競ってどうするんだよ」

一同「あははっ」



思わず溢れる笑み。

それを沙耶さんは嬉しそうに見つめていた。



「郁祥あなたと離ればなれになった時、バァバは角を折るでしょう」

「なんで？」

「そうしなければ、天国へ行けないからです」

「行ってどうするの」

「全能なる神に頼みます」

「？？？」

「ですから、再びママンに会えたなら」



貴女は、あのとき。



「必ず、バァバを捜して」

「分かった ﾆｺｯ」



未来に全てを懸けたんだろ



五「ふたり同時に、絶頂へ達した時とつぜん青白い光りが放ち」



五関とこうなる事は予想外だったにしろ。



五「そして聞こえたんだ、北山お前の親父の声が確かに俺の耳へ」

北「‥‥っ」



“すべての準備は整った、これがお前たちにとって最後の試練となるであろう”



五「行け、闇が巣くう黒き沼へ」



“その愛と絆を武器とし、この世から魔を取り払う為に”

若者たちよ、いざ進め―





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