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[現代版] 天使と悪魔

第30章 最後の試練へ

・藤ヶ谷side

屋「こっちはどう」



が、振り返れば笑顔で手を繋ぎ合っている仲間たち。

俺とひろは思わず。



北「ふっ」

藤「もう1度、行くぞ」

北「あぁ」



蠢く沼―

危険を察知したのか、さっきとは違い殺気を感じる。

なにくそ、負けるか。

ザザザァーッ、脅しをかけるかの如く水面が波立つ。

ピッカーッ!

そこへ再び輝く祐惺と郁祥の光り。

ゴォーッ!



横「来る」

山「シールドバリア全開」

一同「うおぉーっ」



ザバッ、ザバッ!



藤「ひろ!」

北「太輔!」



バサッ、バサッ―

飛び立つと同時に、うって変わって襲い掛かってくる黒い塊。



藤「くっそぉーひろに近づくんじゃねぇ」



バサッ、バサッ!



河「太輔そいつに触るな」

薮「宏光!」



グブグブッ―



屋「亮太、俺達も行くぞ」

山「はい」



バサッ、バサッ!



屋「フォース全開!」

山「呪縛魔法!」

屋「はぁーたあぁー」



ビシッ、バシッ―



千「うおっ、すっげぇ」

内「千賀、気を逸らすんやない」

橋「宏光あと少しだ頑張れ」

二「兄貴いぃーっ」

宮「キタミツ!」

玉「ガヤお願いミツを護ってぇー」



バサッ、バサッ!

それは、まるで嵐の上空を飛んでいるかのようだった

こっちも必死なら、相手も必死。

そして俺達はとうとうそこへと辿り着く。

黒い沼の中央へ―





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