
[現代版] 天使と悪魔
第30章 最後の試練へ
・戸塚side
瞼の裏に見える、懐かしの風景。
空は青く澄みそよ風が吹き
小川のせせらぎが聞こえ、小鳥たちがさえずる
自然あふれる世界―
それが俺たちが生きていた場所だった。
戸「北山、俺達ずっと友達だよな?」
北「ふっ、当たり前だろ」
戸「どんな事があっても、何が起きても?」
北「絶対に離れたりはしない」
戸「約束だよ、ニコッ」
北「約束する、フッ」
北山―
眼を開けたら、そこにお前はいるのか?
もう俺達には、なんの障害もない。
そうだよね?ずっと、ずーっと今度こそ離れずに友達でいられるはず。
でもちょっとだけ恐いんだ本当に全てが終わったんだろうかって。
不安を拭えない自分がいる
それでも勇気を出して前へ1歩ふみ出せばきっと。
先の道は見えて来ると。
俺達は、前世の自分と向き合うことで学んだ。
だから決して逃げはしない俺は、お前が大好きだから
そぉーっと静かに瞳を開ければ。
とたんに、パァーッと視界が広がって
北「トッツー」
戸「北…山‥」
北「どうしたんで?」
戸「北山?」
北「おう、ニコッ」
戸「北山あぁーっ」
ギュッ!
大好きな北山、俺の大切な友達。
北「おいおい、んなに抱きついてると郁人が妬きもち焼くぜ」
戸「妬かないよ、あいつは俺のこと誰よりも理解してるから」
北「それってノロケ」
戸「藤ヶ谷だってそうだろ」
北「あぁ、フッ」
互いに顔を見合せ、微笑む俺たち。
河「そろそろいいか」
藤「お前ら、仲がいいのは分かるけど注目の的だぜ」
えっ?
言われて周りを見渡せば、顔・顔・顔…
うわっ!?
何故だかスタッフに、取り囲まれている。
「あのぉー通し稽古を始めたいんですけど宜しいですかね?」
「っていうかどうして戸塚くん演舞場にいるのかな」
えっ?あっ、それはっと、あはっ…
そうだった、ここ新橋演舞場だったっけ。
・
瞼の裏に見える、懐かしの風景。
空は青く澄みそよ風が吹き
小川のせせらぎが聞こえ、小鳥たちがさえずる
自然あふれる世界―
それが俺たちが生きていた場所だった。
戸「北山、俺達ずっと友達だよな?」
北「ふっ、当たり前だろ」
戸「どんな事があっても、何が起きても?」
北「絶対に離れたりはしない」
戸「約束だよ、ニコッ」
北「約束する、フッ」
北山―
眼を開けたら、そこにお前はいるのか?
もう俺達には、なんの障害もない。
そうだよね?ずっと、ずーっと今度こそ離れずに友達でいられるはず。
でもちょっとだけ恐いんだ本当に全てが終わったんだろうかって。
不安を拭えない自分がいる
それでも勇気を出して前へ1歩ふみ出せばきっと。
先の道は見えて来ると。
俺達は、前世の自分と向き合うことで学んだ。
だから決して逃げはしない俺は、お前が大好きだから
そぉーっと静かに瞳を開ければ。
とたんに、パァーッと視界が広がって
北「トッツー」
戸「北…山‥」
北「どうしたんで?」
戸「北山?」
北「おう、ニコッ」
戸「北山あぁーっ」
ギュッ!
大好きな北山、俺の大切な友達。
北「おいおい、んなに抱きついてると郁人が妬きもち焼くぜ」
戸「妬かないよ、あいつは俺のこと誰よりも理解してるから」
北「それってノロケ」
戸「藤ヶ谷だってそうだろ」
北「あぁ、フッ」
互いに顔を見合せ、微笑む俺たち。
河「そろそろいいか」
藤「お前ら、仲がいいのは分かるけど注目の的だぜ」
えっ?
言われて周りを見渡せば、顔・顔・顔…
うわっ!?
何故だかスタッフに、取り囲まれている。
「あのぉー通し稽古を始めたいんですけど宜しいですかね?」
「っていうかどうして戸塚くん演舞場にいるのかな」
えっ?あっ、それはっと、あはっ…
そうだった、ここ新橋演舞場だったっけ。
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