
[現代版] 天使と悪魔
第4章 過去からの声
・横尾side
屋「横尾…」
横「はい」
屋「おまえ独りでは大変だろうが支えてやってくれ」
横「そのつもりです」
屋「北山には内が、大倉もいる多分あいつらは藤ヶ谷も支える気でいるだろう」
横「でも内自身、最期まではまだ」
屋「思い出してはいない、があいつなら乗り越えられるんじゃないのかな?」
横「ですね」
一度、挫折を味わっているし。
屋「亮太のことは俺が必ず支える、それから」
横「なんです?」
屋「江田はそっとしておいてやるつもりだ」
横「屋良さん」
屋「思い出さなければそれでいいと思っているし」
そうだな…
屋「お前はいいのか?」
横「えっ?」
屋「薮のこと、気になっているんじゃないの?」
横「それは」
気にならないと言ったら、嘘になる。
俺も宮田と同じ自分が死んだ後の、あいつの姿を見てるから。
ただ救われたのは…
横「子供たちと一緒にいたんです大倉や流星と」
屋「そうなのか?」
横「はい ニコッ」
屋「なら、もしかすると」
横「ええ、フッ」
あとは健永と裕太か…
宮「タマには、思い出して欲しくない絶対に」
だが、ときが来れば防ぐ事は出来ないだろう。
そしてやはり気になるのは郁人とトッツーの2人。
塚ちゃんと五関が、とうに思い出していることに気づいたのは。
パルコ劇場へ、塚ちゃんが出演する舞台を五関に誘われ見に行ったときだった。
俺達は、それまで顔を合わす機会がなかったから。
・
屋「横尾…」
横「はい」
屋「おまえ独りでは大変だろうが支えてやってくれ」
横「そのつもりです」
屋「北山には内が、大倉もいる多分あいつらは藤ヶ谷も支える気でいるだろう」
横「でも内自身、最期まではまだ」
屋「思い出してはいない、があいつなら乗り越えられるんじゃないのかな?」
横「ですね」
一度、挫折を味わっているし。
屋「亮太のことは俺が必ず支える、それから」
横「なんです?」
屋「江田はそっとしておいてやるつもりだ」
横「屋良さん」
屋「思い出さなければそれでいいと思っているし」
そうだな…
屋「お前はいいのか?」
横「えっ?」
屋「薮のこと、気になっているんじゃないの?」
横「それは」
気にならないと言ったら、嘘になる。
俺も宮田と同じ自分が死んだ後の、あいつの姿を見てるから。
ただ救われたのは…
横「子供たちと一緒にいたんです大倉や流星と」
屋「そうなのか?」
横「はい ニコッ」
屋「なら、もしかすると」
横「ええ、フッ」
あとは健永と裕太か…
宮「タマには、思い出して欲しくない絶対に」
だが、ときが来れば防ぐ事は出来ないだろう。
そしてやはり気になるのは郁人とトッツーの2人。
塚ちゃんと五関が、とうに思い出していることに気づいたのは。
パルコ劇場へ、塚ちゃんが出演する舞台を五関に誘われ見に行ったときだった。
俺達は、それまで顔を合わす機会がなかったから。
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