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[現代版] 天使と悪魔

第5章 記憶の連鎖②

・宮田side

泊まり込みの雑誌撮影から帰って来た数日後。

某テレビ局のスタジオで。



玉「ぎゅっ」

北「タマ?どうしたんで」

玉「なんでもない、クッ」



そこにはキタミツにべったりとくっついて離れないでいるタマがいた。



藤「なに?なんかあった」

二「さぁ、チラッ」

千「珍しいねタマがあんなふうに宏光に甘えるだなんてさ」

横「‥‥‥」



そんなタマが俺や二階堂、横尾さんも気になって仕方なく。

だけど―



スタッフ「Kis-My-Ft2の皆さん宜しくお願いしまーす」

北「ほら行くよ」

玉「コクン」



問いただせないまま、仕事は待ってはくれないから。

そしてまた終わって戻って来ると。

黙って、その腕に手を回し掴んで離さないでいる。



北「心配しなくても、ここにちゃんといるだろ?フッ」

玉「…うん」



そんなタマに優しく微笑みかけるキタミツ。

なにかを感じ取っているのかも知れない。



北「タマ、きょう俺んちへ泊まりに来る」

玉「いいの?」

北「もちろん ニコッ」



ありがとキタミツ。



二「宮田」

宮「横尾さん、きっとタマは」

横「あぁ、俺もそう思う」



防ぐ事なんて出来ないんだ

そう前に横尾さんが言った通り。

確実に、タマが思い出しているのは見ていてよく分かった。





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