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[現代版] 天使と悪魔

第7章 慟哭の記憶②

・玉森side

見ていて俊 俺達の戦いぶりを。

死闘は繰り広げられ多くの血が流れた。

そして―



玉「ハッシーっ」

橋「ゆっ…裕太‥」

玉「良亮!」

橋「ふっ、初…めて‥名前で…呼ん‥で…くれた」

玉「くっ」

橋「先…に‥逝く…塚ちゃん‥待ってる…から‥さ…ガクン」



最期は護られるんじゃなく護る方を選んで死んだ俺の愛しい弟。

と、そのとき。



重岡「北山くーん」

中間「内くん!」

神山「嘘やろ」

濱田「なんで火ぃつけたんや照史」

桐山「くっ」

小瀧「こんなん嘘やぁー」



えっ、どうして燃えてるの

ハッ、亮太がいない屋良さんも。

内くんとミツ、中にいるんだろ。

そんな…ガクガクッ!

俺は、ただならぬその光景に慌てて家の前まで急ぐ。

しかし―

炎は燃え広がり、中へ飛び込むこともできず。



玉「いっ、嫌だ嘘だと言ってミツうぅーっ」



記憶の映像はそこまで見せ途切れてしまう。

俺の心に悲しみだけを残し





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