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偽りの向こう側

第16章 ライン四日目~夜~

嵐への強い想いがそう見えさせるんだ。

ほろ酔いどころではない。

相当酔っているのかもしれない。

「そいつ何て名前なの?」
「嵐」

嵐に会うこともないし本名でもないだろうから
瑛士に教えた。

「母さんは何て呼ばれてたの?」
「ミナミ……て、昨日言わなかったっけ?」
「あ、そうっだたっけ?じゃ、ミナミ」

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