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偽りの向こう側

第16章 ライン四日目~夜~

周囲の目を確認しながら嵐にラインを送信した。

「嵐くんが好き」

すぐに返信があった。

『俺もミナミが好き』

スマホを握りしめ人目を憚らず泣いてしまった。

嵐に気持ちが通じていた。

嵐が私の想いを受け止めてくれた。

でも……

私は嵐に会う資格なんて無い。

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